Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド


15.2.4 jaxws:bindings要素に指定できる値

jaxws:bindings要素に指定できる要素および属性の一覧を次の表に示します。

表15‒24 jaxws:bindings要素の属性の指定可否

要素名

属性名

指定可否

wsdl:definitions/jaxws:bindings要素の子要素

jaxws:package

name

jaxws:javadoc

jaxws:enableWrapperStyle

jaxws:enableAsyncMapping

jaxws:enableMIMEContent

×

wsdl:portType/jaxws:bindings要素の子要素

jaxws:class

name

jaxws:javadoc

jaxws:enableWrapperStyle

jaxws:enableAsyncMapping

wsdl:portType/wsdl:operation/jaxws:bindings要素の子要素

jaxws:method

name

jaxws:javadoc

jaxws:enableWrapperStyle

jaxws:enableAsyncMapping

jaxws:parameter

part

childElementName

name

wsdl:portType/wsdl:operation/wsdl:fault/jaxws:bindings要素の子要素

jaxws:class

name

jaxws:javadoc

wsdl:binding/jaxws:bindings要素の子要素

jaxws:enableMIMEContent

×

wsdl:binding/wsdl:operation/jaxws:bindings要素の子要素

jaxws:enableMIMEContent

×

jaxws:parameter

part

childElementName

name

wsdl:service/jaxws:bindings要素の子要素

jaxws:class

name

jaxws:javadoc

wsdl:service/wsdl:port/jaxws:bindings要素の子要素

jaxws:method

name

jaxws:javadoc

jaxws:provider

(凡例)

−:バインディング宣言に使用できる属性がないことを示します。

○:要素および属性が指定できることを示します。

×:要素および属性が指定できないことを示します(非サポート)。

注※

フォルト名をカスタマイズする場合,カスタマイズ後のフォルト名がほかのフォルト名と重複しないようにしてください。重複した場合,動作は保証されません。

指定できないバインディング要素を指定した場合,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,処理が終了されます(KDJW51188-E)。

要素および属性に指定できる値について説明します。

〈この項の構成〉

(1) name属性に指定できる値

name属性には,次に示す値だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

クラス名やメソッド名をname属性でカスタマイズする場合,カスタマイズした名称がほかの名称と重複するとエラーとなるため,重複しないように注意してください。

wsdl:portType要素に対応するSEI名,wsdl:fault要素に対応する例外クラス名,またはwsdl:service要素に対応するサービス名をjaxws:class要素でカスタマイズする場合,パッケージ名を含むクラス名を指定すると,指定したパッケージ名のJavaクラスになります。パッケージ名を含まないクラス名を指定すると,WSDLの名前空間(wsdl:definitions要素のtargetNamespace属性)からマッピングされたパッケージ名を付与したJavaクラスになります。

(2) jaxws:javadoc要素に指定できる値

jaxws:javadoc要素には,次に示す値だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

注※1

半角記号("*/")は,Javadocの終端として扱われるため使用できません。

注※2

空白および空文字の行は,ソースコード生成時に削除されます。

(3) jaxws:enableWrapperStyle要素に指定できる値

jaxws:enableWrapperStyle要素には,boolean値("true"または"false")を指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

なお,WSDLをwrapperスタイルで記述し,かつこの要素の値を"true"に指定した場合にだけ,wrapperスタイルが有効になります。

(4) jaxws:enableAsyncMapping要素に指定できる値

jaxws:enableAsyncMapping要素には,boolean値("false")だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

(5) part属性に指定できる値

part属性には,次に示す値だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

(6) childElementName属性に指定できる値

存在する型定義の修飾名のQNameだけ指定できます。存在しない型定義の修飾名のQNameを指定した場合,エラーにならないで正常終了します。このとき,カスタマイズ対象は無視されます。

(7) jaxws:provider要素に指定できる値

boolean値("true"または"false")を指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

(8) 非サポートの要素

Application ServerのJAX-WS機能で非サポートのバインディング要素は指定できません。指定した場合の動作は保証されません。