15.2.4 jaxws:bindings要素に指定できる値
jaxws:bindings要素に指定できる要素および属性の一覧を次の表に示します。
指定できないバインディング要素を指定した場合,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,処理が終了されます(KDJW51188-E)。
要素および属性に指定できる値について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) name属性に指定できる値
name属性には,次に示す値だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。
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Java識別子として使用できる値
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半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z)
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アンダースコア(_),ドルマーク($)
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ピリオド(.)※
- 注※
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wsdl:portType要素,wsdl:fault要素,またはwsdl:service要素をカスタマイズする場合にだけ使用できます。
クラス名やメソッド名をname属性でカスタマイズする場合,カスタマイズした名称がほかの名称と重複するとエラーとなるため,重複しないように注意してください。
wsdl:portType要素に対応するSEI名,wsdl:fault要素に対応する例外クラス名,またはwsdl:service要素に対応するサービス名をjaxws:class要素でカスタマイズする場合,パッケージ名を含むクラス名を指定すると,指定したパッケージ名のJavaクラスになります。パッケージ名を含まないクラス名を指定すると,WSDLの名前空間(wsdl:definitions要素のtargetNamespace属性)からマッピングされたパッケージ名を付与したJavaクラスになります。
(2) jaxws:javadoc要素に指定できる値
jaxws:javadoc要素には,次に示す値だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。
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半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z)
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半角記号("/*","//","\","\n\r")※1
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半角カタカナ
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全角ひらがな,全角カタカナ,全角英数字
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第一水準の全角漢字
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Java予約語
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空白および空文字※2
- 注※1
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半角記号("*/")は,Javadocの終端として扱われるため使用できません。
- 注※2
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空白および空文字の行は,ソースコード生成時に削除されます。
(3) jaxws:enableWrapperStyle要素に指定できる値
jaxws:enableWrapperStyle要素には,boolean値("true"または"false")を指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。
なお,WSDLをwrapperスタイルで記述し,かつこの要素の値を"true"に指定した場合にだけ,wrapperスタイルが有効になります。
(4) jaxws:enableAsyncMapping要素に指定できる値
jaxws:enableAsyncMapping要素には,boolean値("false")だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。
(5) part属性に指定できる値
part属性には,次に示す値だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。
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存在するwsdl:message要素のwsdl:part子要素のXPath表現
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存在するsoap:headerから参照するwsdl:messageのwsdl:part子要素のXPath表現
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wsdl:operation要素内で使用されていないwsdl:message要素のwsdl:part子要素のXPath表現
(6) childElementName属性に指定できる値
存在する型定義の修飾名のQNameだけ指定できます。存在しない型定義の修飾名のQNameを指定した場合,エラーにならないで正常終了します。このとき,カスタマイズ対象は無視されます。
(8) 非サポートの要素
Application ServerのJAX-WS機能で非サポートのバインディング要素は指定できません。指定した場合の動作は保証されません。