15.1.8 バインディング拡張要素からパラメタへのマッピング
WSDLのバインディングのバインディング拡張要素(wsdl:binding要素)からメソッドのパラメタへのマッピングについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) マッピング
WSDLのバインディングのバインディング拡張要素とJavaメソッドのパラメタは,JAX-WS 2.2仕様に従ってマッピングされます。マッピング例を次の図に示します。
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バインディング拡張要素に,SOAPバインディングを記述できます。
- 注意事項
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soap:header要素を複数記述している場合,それぞれのsoap:header要素に対応するメッセージから参照されるグローバル要素のローカル名は,すべてユニークにしてください。ローカル名が同じ場合,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,処理が終了されます(KDJW51205-E)。
soap:bindingまたはsoap12:binding要素のtransport属性値からjavax.xml.ws.BindingTypeアノテーションへのマッピング
WSDLのwsdl:binding要素の子要素であるsoap:binding要素またはsoap12:binding要素のtransport属性値から,javax.xml.ws.BindingTypeアノテーションへのマッピングを次の表に示します。
表15‒16 transport属性値から,javax.xml.ws.BindingTypeアノテーションへのマッピング 項番
SOAPバージョン
transport属性値
BindingTypeアノテーションの値
1
SOAP 1.1
http://schemas.xmlsoap.org/soap/http
http://schemas.xmlsoap.org/soap/http※1
2
http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/soap/http?mtom=true
−※2
3
SOAP 1.2
http://schemas.xmlsoap.org/soap/http※3
http://www.w3.org/2003/05/soap/bindings/HTTP/
4
http://www.w3.org/2003/05/soap/bindings/HTTP/
http://www.w3.org/2003/05/soap/bindings/HTTP/
5
http://www.w3.org/2003/05/soap/bindings/HTTP/?mtom=true
−※2
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MIMEバインディングはサポートしていません。