11.4 RESTful Webサービス用クライアントAPIを使用するクライアントの実装
ここでは,RESTful Webサービス用クライアントAPIを利用して実装するクライアント(以降,Webリソースクライアントと呼びます)について説明します。java.net.URLやjava.net.HttpURLConnectionなど,標準的なJava APIを利用してクライアントを実装する場合は,JDKのドキュメントを参照してください。
Webリソースクライアントの形態に制限はありません。そのため,例えば次に示すWebサービスを開発できます。
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Javaアプリケーション(JavaアプリケーションからWebリソースを呼び出す)
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JSP(JSPからWebリソースを呼び出す)
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サーブレット(サーブレットからWebリソースを呼び出す)
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EJB(EJBから,Webリソースを呼び出す)
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SOAP Webサービス(SOAP WebサービスからWebリソースを呼び出す)
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Webリソース(ルートリソースクラスやサブリソースクラスから,さらに別のWebリソースを呼び出す)
WebリソースクライアントはSOAP Webサービスを呼び出すクライアントとは異なり,Webリソースクライアントを実装する前に,コマンドを実行してスタブなどのJavaソースをあらかじめ作成する必要はありません。RESTful Webサービス用クライアントAPIの仕様に従って,実装してください。RESTful Webサービス用クライアントAPIの仕様については「25. RESTful Webサービス用クライアントAPIのサポート範囲」を参照してください。