10.12.1 プロパティ値の指定
ベーシック認証でWebサービスにアクセスするには,動作定義ファイル,またはメッセージコンテキストに値を指定します。ベーシック認証による接続をするためのプロパティ,および指定内容を次の表に示します。
項番 |
プロパティ |
指定内容 |
必須 |
---|---|---|---|
1 |
javax.xml.ws.security.auth.username |
ユーザIDを設定します。 |
○ |
2 |
javax.xml.ws.security.auth.password |
パスワードを設定します。 |
○ |
- ベーシック認証による接続をする場合の注意事項
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メッセージコンテキストへの指定が有効になるのはWebサービス呼び出し時だけで,Webサービス呼び出し前のjavax.xml.ws.Serviceクラス生成で発生するメタデータ(WSDL)取得時には適用されません。
メタデータ取得時にベーシック認証の情報を設定する場合は,共通定義ファイルまたはプロセス別の定義ファイルに記述するか,別途WSDLをローカルマシンにダウンロードして使用してください(ローカルマシンにあるWSDLを使用する場合は,メタデータ取得時にリモートマシンへの接続が発生しません)。WSDLから別途インポートされるWSDLが存在する場合は,インポートされるWSDLもローカルマシン上にダウンロードしてください。
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同じプロセスで動作する複数のWebサービスクライアントによって,ベーシック認証を行うか,行わないかが異なる場合は,プロセス別の定義ファイルや共通定義ファイルにこれらのプロパティを含めないで,メッセージコンテキストだけに含めるようにしてください。
同様に,同じシステムで動作する複数のプロセスによって,ベーシック認証を行うか,行わないかが異なる場合は,共通定義ファイルにこれらのプロパティを含めないで,プロセス別の定義ファイルかメッセージコンテキストだけに含めるようにしてください。
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