10.6.6 WSDL定義またはXML Schemaをインポート/インクルードしている場合の注意
WSDL定義またはXML Schemaをインポート,インクルードしている場合,Webサービスの開発で使用したWSDL定義やXML SchemaをそのままWARファイルに含めると,正常にメタデータが発行できなくなることがあります。
インポートまたはインクルード対象のファイルをWARファイルに含める場合,インポート元またはインクルード元のWSDL定義やXML Schemaに含まれるパス情報を確認し,次に示す方法でパス情報を適切に修正する必要があります。
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相対パスの記述を含むWSDL定義やXML SchemaをWARファイルに含める場合
インポート,インクルード対象のファイルをWARファイルのWEB-INF/wsdlディレクトリ以下に含め,インポート元およびインクルード元のWSDL定義やXML Schemaのlocation属性,schemaLocation属性に指定したパス情報を,環境に合わせて適切な相対パスに修正します。
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リモートのURLの記述を含むWSDL定義やXML SchemaをWARファイルに含める場合
WSDL定義を取得するWebサービスクライアントからアクセスできるURLの場合,修正は不要です。アクセスできないURLの場合,インポート,インクルード対象のファイルをWARファイルのWEB-INF/wsdlディレクトリ以下に含め,インポート元およびインクルード元のWSDL定義やXML Schemaのlocation属性,schemaLocation属性に指定したパス情報を,環境に合わせて適切な相対パスに修正します。
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ローカルのURLの記述を含むWSDL定義やXML SchemaをWARファイルに含める場合
インポート,インクルード対象のファイルをWARファイルのWEB-INF/wsdlディレクトリ以下に含め,インポート元およびインクルード元のWSDL定義のlocation属性,schemaLocation属性に指定したパス情報を,環境に合わせて適切な相対パスに修正します。