10.6.3 WSDLの更新
Webサービス側のJAX-WSエンジンは,Webサービスがデプロイされるときに,Webサービス実装クラスであれば必要に応じてWSDLファイルを自動生成します。自動生成しない場合でも,WARファイルに含まれるWSDLを基に,次の情報を反映したWSDLを返します。
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ヘッダ情報
WSDLファイルが公開されたバージョン,および日時をヘッダ情報として追加します。追加されるヘッダ情報の例を次に示します。
<!-- Published by Cosminexus JAX-WS 0900 (2012.01.01 00:00). -->
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ロケーション情報
soap:address要素のlocation属性や,xsd:include要素のschemaLocation属性などを更新します。
例えば,soap:address要素のlocation属性の値が"REPLACE_WITH_ACTUAL_URL"のようなWSDLでも,WARファイルに含めることで,soap:address要素のlocation属性の値は適切なURLに更新されます。
更新後のロケーション情報の例を次に示します。
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ホスト名:sample.com
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コンテキストルート:/fromjava
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Webサービス呼び出しURL:/AddNumbersImplService
このような場合,更新後のURLは,"http://sample.com/fromjava/AddNumbersImplService"となります。
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