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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド


4.3.2 SEIを生成する

cjwsimportコマンドを実行すると,SEIなど,Webサービスの開発に必要なJavaソースが生成されます。cjwsimportコマンドについては,「14.1.1 cjwsimportコマンド」を参照してください。

cjwsimportコマンドの実行例を次に示します。

> cd c:\temp\jaxws\works\fromwsdl\server\
> mkdir src\
> mkdir WEB-INF\classes\
> "%COSMINEXUS_HOME%\jaxws\bin\cjwsimport.bat" -generateService -s src -d WEB-INF\classes WEB-INF\wsdl\input.wsdl

cjwsimportコマンドが正常に終了すると,c:\temp\jaxws\works\fromwsdl\server\src\com\example\sample\ディレクトリに,Javaソースが生成されます。com\example\sample\(パッケージに対応するディレクトリパス)は,名前空間URIの記述によって変わります。名前空間URIとパッケージとのマッピングについては,「15.1.1 名前空間からパッケージ名へのマッピング」を参照してください。

生成物の一覧を次の表に示します。

表4‒3 SEI生成時の生成物(WSDL起点)

ファイル名

説明

JaxWsTest1.java

WSDL定義の「要求メッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラスです。

JaxWsTest1Response.java

WSDL定義の「応答メッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラスです。

ObjectFactory.java

JAXB 2.2仕様のObjectFactoryクラスです。

package-info.java

package-info.javaファイルです。

TestJaxWs.java

TestJaxWsポートタイプに対応するSEIです。

TestJaxWsImpl.java

TestJaxWsポートタイプに対応するスケルトンクラスです。

UserDefinedFault.java

WSDL定義の「フォルトメッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラス(フォルトbean)です。

UserDefinedException.java

フォルトbeanのラッパ例外クラスです。

ファイル名のJaxWsTest1,TestJaxWs,およびTestJaxWsImplは,オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名の記述によって変わります。オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名とJavaソースとのマッピングについては,「15. WSDLからJavaへのマッピング」を参照してください。