1.3.1 SOAP Webサービスの機能
次の図に示すSOAP Webサービスの構成を基に,JAX-WSエンジンの機能について説明します。
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SOAP Webサービスの通信基盤となるエンジンです。Webサービス側およびWebサービスクライアント側に配置され,送受信されたSOAPメッセージのマーシャル/アンマーシャルをする役割を果たします。
- Webサービスクライアント側のJAX-WSエンジン
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WebサービスクライアントからJAX-WS APIを介してJavaオブジェクトを受け取り,SOAP要求メッセージを生成(マーシャル)します。生成したSOAP要求メッセージは呼び出し先のWebサービスに送信します。
また,WebサービスからSOAP応答メッセージを受け取り,Javaオブジェクトを生成(アンマーシャル)します。生成したJavaオブジェクトはWebサービスクライアントに返します。
- Webサービス側のJAX-WSエンジン
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Webサービスクライアント側からSOAP要求メッセージを受け取り,Javaオブジェクトを生成(アンマーシャル)します。このとき,対象となるWebサービス実装クラスまたはプロバイダ実装クラスを見つけ出し(ディスカバリ),オペレーションに対応するメソッドを呼び出します(ディスパッチ)。また,対象となるWebサービス実装クラスまたはプロバイダ実装クラスからJavaオブジェクトを受け取り,SOAP応答メッセージを生成(マーシャル)します。生成したSOAP応答メッセージは,呼び出し元であるWebサービスクライアントに返します。
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SOAP Webサービスの開発で使用するコマンドです。WebサービスおよびWebサービスクライアントの実装に必要なJavaソースやWSDLを生成できます。JAX-WSエンジンを利用するWebサービスの開発では次のコマンドを使用します。
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cjwsimportコマンド
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hwsgenコマンド
コマンドの使用方法については,「14. コマンド」を参照してください。
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コマンドを実行して生成されるJavaソースです。生成されたJavaソースを利用して,WebサービスおよびWebサービスクライアントを実装します。
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JAX-WS 2.2仕様のAPIです。プロバイダを起点としたWebサービスの開発や,ディスパッチベースのWebサービスクライアントを開発する場合に使用します。また,ハンドラフレームワークやアドレッシングなどの機能を追加する場合にも使用できます。