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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド


付録B.1 インストール

J2EEアプリケーション開発環境で使用するプログラムをインストールします。プログラムのインストール順序を次に示します。

  1. Developerのインストール

    インストーラを使用して,Developerをインストールします。インストール手順については,「2.2.1 Developerのインストール」を参照してください。

  2. Eclipseのインストール

    Eclipseのプログラムをダウンロードして,インストールします。Eclipseのインストール手順については,「(1) Eclipseのインストール」を参照してください。

  3. Developerが提供するEclipseプラグインのセットアップ

    Eclipseプラグインをセットアップします。Eclipseプラグインのセットアップ手順については,「(2) Developerが提供するEclipseプラグインのセットアップ」を参照してください。

ここでは,Eclipseのインストール手順,およびプラグインの組み込み方法について説明します。なお,プログラムのアンインストールについても説明します。アンインストールの手順については,「付録B.4 アンインストール」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) Eclipseのインストール

ここでは,Eclipseのインストールについて説明します。なお,Developerをアップグレードインストールした場合で,以前のバージョンとは異なるEclipseを使用するときの手順についても説明します。

(a) Eclipseのインストールの手順

J2EEアプリケーションの開発,実行時に使用するEclipseをインストールします。インストール手順を次に示します。

  1. Eclipseをインストールするためのディレクトリを作成します。

    Eclipseをインストールするディレクトリ,およびEclipseのインストールのために一時的に使用するディレクトリ(作業用ディレクトリ)を作成します。

  2. Eclipseのアーカイブファイルを入手します。

    Developerに同梱されている添付品またはEclipse.orgのダウンロードサイトから,サポートしているバージョンを入手してください。
    注意事項

    サポートするEclipseのバージョンは,DeveloperでインストールしたJDKのバージョンによって異なります。

    参考

    アーカイブファイルは,Developerに同梱されている添付品のアーカイブファイルを使用することもできます。これを使用する場合は,ダウンロードサイトからの入手は不要です。

  3. Eclipseのアーカイブファイルを解凍します。

    入手したEclipseのアーカイブファイルを手順1.で作成した作業用ディレクトリで解凍します。

  4. 解凍したEclipseのファイルをコピーします。

    手順3.で解凍したeclipseフォルダを手順1.で作成したEclipseのインストールディレクトリにコピーします。

  5. 作業用ディレクトリを削除します。

    参考

    ランゲージパックを適用する場合は,ダウンロードしたバージョンに合わせて準備してください。

(b) 旧バージョンで使用していたEclipseとは異なるバージョンのEclipseを使用する場合

バージョンアップ時に,旧バージョンで使用していたEclipseとは異なるバージョンのEclipseを使用する場合,WindowsのエクスプローラからEclipseのインストールディレクトリを削除してから,Eclipseをインストールします。

(2) Developerが提供するEclipseプラグインのセットアップ

Developerが提供するEclipseプラグインのセットアップ手順を次に示します。

  1. リンクファイルをコピーして貼り付けます。

    コピー元のファイルは次の2種類です。

    • <Developerのインストールディレクトリ>\common\dropins\com.cosminexus.common.plugin.link

    • <Developerのインストールディレクトリ>\plugins\dropins\com.cosminexus.plugin.link

    コピー先のフォルダを次に示します。

    <Eclipseのインストールディレクトリ>\eclipse\dropins

  2. <Eclipseのインストールディレクトリ>¥eclipse直下にあるeclipse.iniをコピーして,任意の場所に退避します。

    EclipseをDeveloperインストール前の状態に戻すために使用します。

  3. <Eclipseのインストールディレクトリ>¥eclipse直下のeclipse.iniを編集します。

    eclipse.iniの編集例を次に示します。背景色付きの太字部分を追加してください。

    -startup
    plugins/org.eclipse.equinox.launcher_1.6.300.v20210813-1054.jar
    --launcher.library
    plugins/org.eclipse.equinox.launcher.win32.win32.x86_64_1.2.300.v20210828-0802
    -product
    org.eclipse.epp.package.jee.product
    -showsplash
    org.eclipse.epp.package.common
    --launcher.defaultAction
    openFile
    --launcher.defaultAction
    openFile
    --launcher.appendVmargs
    -vm
    <Developerのインストールディレクトリ>\jdk\bin\javaw.exe
    -vmargs
    -Dosgi.requiredJavaVersion=11
    -Dosgi.instance.area.default=@user.home/eclipse-workspace
    -Dsun.java.command=Eclipse
    -XX:+UseG1GC
    -XX:+UseStringDeduplication
    -Dosgi.configuration.area=@user.home/ADP/eclipse/configuration
    --add-modules=ALL-SYSTEM
    -Dosgi.requiredJavaVersion=11
    -Dosgi.dataAreaRequiresExplicitInit=true
    -Dorg.eclipse.swt.graphics.Resource.reportNonDisposed=true
    -Xms256m
    -Xmx2048m
    --add-modules=ALL-SYSTEM
    注※

    Eclipseを共有使用する場合に追加してください。

  4. -cleanオプションを指定してEclipseを起動します。

    <Eclipseのインストールディレクトリ>\eclipse\eclipse.exe -clean
  5. Eclipseのメニューから[ヘルプ]−[Eclipse について]を選択します。

    [Eclipse について]ダイアログに,枠で示すアイコンが表示されていることを確認してください。

    [図データ]

  6. 確認できたら[OK]ボタンをクリックします。

    参考
    • セットアップしたEclipseを起動し,[Eclipse について]ダイアログを表示すると,枠で示すアイコンが表示されない場合があります。この場合は,Eclipseを再起動すると表示されます。

    • この節の手順によって,次のEclipseプラグインがセットアップされます。

      Application Development Plug-in

      Sharing Library Plug-in