付録B.1 インストール
J2EEアプリケーション開発環境で使用するプログラムをインストールします。プログラムのインストール順序を次に示します。
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Developerのインストール
インストーラを使用して,Developerをインストールします。インストール手順については,「2.2.1 Developerのインストール」を参照してください。
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Eclipseのインストール
Eclipseのプログラムをダウンロードして,インストールします。Eclipseのインストール手順については,「(1) Eclipseのインストール」を参照してください。
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Developerが提供するEclipseプラグインのセットアップ
Eclipseプラグインをセットアップします。Eclipseプラグインのセットアップ手順については,「(2) Developerが提供するEclipseプラグインのセットアップ」を参照してください。
ここでは,Eclipseのインストール手順,およびプラグインの組み込み方法について説明します。なお,プログラムのアンインストールについても説明します。アンインストールの手順については,「付録B.4 アンインストール」を参照してください。
(1) Eclipseのインストール
ここでは,Eclipseのインストールについて説明します。なお,Developerをアップグレードインストールした場合で,以前のバージョンとは異なるEclipseを使用するときの手順についても説明します。
(a) Eclipseのインストールの手順
J2EEアプリケーションの開発,実行時に使用するEclipseをインストールします。インストール手順を次に示します。
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Eclipseをインストールするためのディレクトリを作成します。
Eclipseをインストールするディレクトリ,およびEclipseのインストールのために一時的に使用するディレクトリ(作業用ディレクトリ)を作成します。
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Eclipseのアーカイブファイルを入手します。
- Developerに同梱されている添付品またはEclipse.orgのダウンロードサイトから,サポートしているバージョンを入手してください。
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- 注意事項
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サポートするEclipseのバージョンは,DeveloperでインストールしたJDKのバージョンによって異なります。
- 参考
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アーカイブファイルは,Developerに同梱されている添付品のアーカイブファイルを使用することもできます。これを使用する場合は,ダウンロードサイトからの入手は不要です。
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Eclipseのアーカイブファイルを解凍します。
入手したEclipseのアーカイブファイルを手順1.で作成した作業用ディレクトリで解凍します。
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解凍したEclipseのファイルをコピーします。
手順3.で解凍したeclipseフォルダを手順1.で作成したEclipseのインストールディレクトリにコピーします。
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作業用ディレクトリを削除します。
- 参考
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ランゲージパックを適用する場合は,ダウンロードしたバージョンに合わせて準備してください。
(2) Developerが提供するEclipseプラグインのセットアップ
Developerが提供するEclipseプラグインのセットアップ手順を次に示します。
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リンクファイルをコピーして貼り付けます。
コピー元のファイルは次の2種類です。
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<Developerのインストールディレクトリ>\common\dropins\com.cosminexus.common.plugin.link
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<Developerのインストールディレクトリ>\plugins\dropins\com.cosminexus.plugin.link
コピー先のフォルダを次に示します。
<Eclipseのインストールディレクトリ>\eclipse\dropins
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<Eclipseのインストールディレクトリ>¥eclipse直下にあるeclipse.iniをコピーして,任意の場所に退避します。
EclipseをDeveloperインストール前の状態に戻すために使用します。
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<Eclipseのインストールディレクトリ>¥eclipse直下のeclipse.iniを編集します。
eclipse.iniの編集例を次に示します。背景色付きの太字部分を追加してください。
-startup plugins/org.eclipse.equinox.launcher_1.6.300.v20210813-1054.jar --launcher.library plugins/org.eclipse.equinox.launcher.win32.win32.x86_64_1.2.300.v20210828-0802 -product org.eclipse.epp.package.jee.product -showsplash org.eclipse.epp.package.common --launcher.defaultAction openFile --launcher.defaultAction openFile --launcher.appendVmargs -vm <Developerのインストールディレクトリ>\jdk\bin\javaw.exe -vmargs -Dosgi.requiredJavaVersion=11 -Dosgi.instance.area.default=@user.home/eclipse-workspace -Dsun.java.command=Eclipse -XX:+UseG1GC -XX:+UseStringDeduplication -Dosgi.configuration.area=@user.home/ADP/eclipse/configuration※ --add-modules=ALL-SYSTEM -Dosgi.requiredJavaVersion=11 -Dosgi.dataAreaRequiresExplicitInit=true -Dorg.eclipse.swt.graphics.Resource.reportNonDisposed=true -Xms256m -Xmx2048m --add-modules=ALL-SYSTEM
- 注※
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Eclipseを共有使用する場合に追加してください。
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-cleanオプションを指定してEclipseを起動します。
<Eclipseのインストールディレクトリ>\eclipse\eclipse.exe -clean
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Eclipseのメニューから[ヘルプ]−[Eclipse について]を選択します。
[Eclipse について]ダイアログに,枠で示すアイコンが表示されていることを確認してください。
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確認できたら[OK]ボタンをクリックします。
- 参考
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セットアップしたEclipseを起動し,[Eclipse について]ダイアログを表示すると,枠で示すアイコンが表示されない場合があります。この場合は,Eclipseを再起動すると表示されます。
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この節の手順によって,次のEclipseプラグインがセットアップされます。
Application Development Plug-in
Sharing Library Plug-in
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