8.3.1 SEIを起点としたWebサービスの開発の流れ
Eclipseを利用して,SEIを起点とした,POJOのWebサービスおよびEJBのWebサービスを開発できます。POJOのWebサービスおよびEJBのWebサービスの開発の流れは基本的に同じですが,一部異なる個所があります。SEIを起点としたWebサービスの開発の流れを,次の図に示します。
それぞれの作業の概要を次に示します。
-
プロジェクトの作成
POJOのWebサービスを開発する場合,Webサービスの開発に使用する動的Webプロジェクトを作成します。詳細は,「8.3.2 プロジェクトの作成」を参照してください。
EJBのWebサービスを開発する場合,EJBのWebサービスはEJB-JARファイルに含まれるため,EJBプロジェクトを作成します。詳細は,「4.4.2 EJBプロジェクトの作成」を参照してください。
-
Webサービス実装クラスの作成
Webサービスの処理を記述したWebサービス実装クラスを作成します。詳細は,「8.3.3 Webサービス実装クラスの作成」を参照してください。
-
Javaソース・WSDL・XSDの生成
Webサービスの開発に必要なJavaソース,WSDL,およびXSDを生成します。詳細は,「8.3.4 Javaソース・WSDL・XSDの生成」を参照してください。
-
web.xmlの編集
POJOのWebサービスを開発する場合,Webサービス用の設定を追加します。詳細は,「8.3.5 web.xmlの編集」を参照してください。
EJBのWebサービスを開発する場合,EJBのWebサービスはEJB-JARファイルに含まれるため,web.xmlの編集は不要です。
-
エンタープライズアプリケーションプロジェクトの作成とモジュールの追加
エンタープライズアプリケーションプロジェクトを作成して,動的WebプロジェクトまたはEJBプロジェクトを追加します。詳細は,「8.3.6 エンタープライズアプリケーションプロジェクトの作成とモジュールの追加」を参照してください。
-
J2EEアプリケーションのデプロイとデバッグ
J2EEアプリケーションをJ2EEサーバにデプロイして,デバッグします。詳細は,「8.3.7 J2EEアプリケーションのデプロイとデバッグ」を参照してください。
以降の項では,この流れに沿ってSEIを起点としたWebサービスの開発の手順を説明します。