4.2.3 キュー間転送によるシステム間連携
キュー間転送を行う場合は,事前に受信側システムのあて先アドレスを確認しておいてください。
キュー間転送の手順を次に説明します。
受信側システムの手順
-
Reliable Messagingのリソースアダプタの開始
このとき,キュー間転送用Webアプリケーションは停止しておきます。
-
管理状態への移行
Reliable Messagingを管理状態にします。hrmlsstatコマンドでReliable Messagingの状態を確認してください。実行状態の場合はhrmstopコマンドを入力すると管理状態に移行します。
-
ローカルキューの作成
hrmmkqueコマンドの-tオプションにlocalを指定して,メッセージを受信するためのローカルキューを作成します。hrmmkqueコマンドについては,「8.3.17 hrmmkque(ローカルキューの作成)」を参照してください。
-
実行状態への移行
hrmstartコマンドを入力して,Reliable Messagingを実行状態にします。
-
キュー間転送用Webアプリケーションの開始
送信側システムの手順
-
Reliable Messagingのリソースアダプタの開始
このとき,キュー間転送用Webアプリケーションは停止しておきます。
-
管理状態への移行
Reliable Messagingを管理状態にします。hrmlsstatコマンドでReliable Messagingの状態を確認してください。実行状態の場合はhrmstopコマンドを入力すると管理状態に移行します。
-
受信側システムのあて先アドレスの登録
hrmmkaddrコマンドを入力して,受信側システムのあて先アドレスをあて先情報テーブルに登録します。
-
転送キューの作成
hrmmkqueコマンドの-tオプションにtransmitを指定して,転送キューを作成します。受信側システムのReliable Messagingのバージョンが01-02以前の場合は,hrmmkqueコマンドの-iオプションにcompatibleを指定して,転送キューを作成します。hrmmkqueコマンドについては,「8.3.20 hrmmkque(転送キューの作成)」を参照してください。
-
実行状態への移行
hrmstartコマンドを入力して,Reliable Messagingを実行状態にします。
-
キュー間転送用Webアプリケーションの開始
-
ユーザアプリケーションの開始
ユーザアプリケーションを開始して,キュー間転送を行います。