3.6.2 複数デプロイをする場合
Reliable Messagingはリソース使用量が多いため,複数デプロイは推奨しません。複数デプロイをする場合の注意事項を次に示します。
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複数のReliable Messaging間でDB上の管理情報テーブルを共有しないようにしてください。
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アプリケーションがネーミングサービスからlookupメソッドでオブジェクトを取得するときのオブジェクト名称によって,稼働するReliable Messagingを切り替えます。J2EE環境での複数デプロイの例を次の図に示します。
図3‒3 J2EE環境での複数デプロイの例 -
Reliable Messagingを複数デプロイした場合,Reliable Messagingごとに別々のクライアント定義ファイルを指定してください。クライアント定義ファイルの詳細については,「3.4.13(1) SOAP通信基盤の設定」を参照して確認してください。
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Reliable Messagingを複数デプロイする場合,キュー間転送用Webアプリケーションのコンテキストルートを一意にするように設定してください。
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キュー間転送用Webアプリケーションとリソースアダプタの関連づけは,1対1にしてください。つまり,複数のキュー間転送用Webアプリケーションを一つのリソースアダプタに関連づけることはできません。
Component Containerでは,キュー間転送用Webアプリケーションのカスタマイズ時に,関連するリソースアダプタの表示名を指定することで関連づけます。J2EE環境でのキュー間転送用Webアプリケーションとリソースアダプタの関連づけを次の図に示します。
図3‒4 J2EE環境でのキュー間転送用Webアプリケーションとリソースアダプタの関連づけ -
J2EEサーバ内に異なるバージョンのReliable Messagingを同時にインポートすることはできません。異なるバージョンを同時にインポートした場合,不正な動作をする可能性があります。