Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus HTTP Server


4.12.1 複数のWebサーバ環境の生成(hwsservereditコマンド)

バーチャルホストでなく,1台のサーバマシンで複数のWebサーバを運用する場合,各Webサーバでhttpsd.confの準備などの環境設定が必要です。この環境設定を補助するのがhwsservereditコマンドです。

〈この項の構成〉

(1) 形式

hwsserveredit {-add|-add_woker|-add_prefork|-delete|-check} サーバ名

(2) オペランド

(3) 使用方法

(a) リソースの作成

各サーバのサーバ名を決定してから,hwsservereditコマンドを実行します。"HWS1"というサーバ名の場合は,次を指定します。

hwsserveredit -add HWS1

hwsservereditコマンドは,インストール時に作成されているserversディレクトリの下に,ディレクトリとファイルを作成します。また,Windows版の場合,ディレクトリとファイルの作成と同時に,サーバ名を使用してサービスを登録します。

次にディレクトリとファイルの構成を示します。

+httpsd
   └servers
       └HWS1
          ├conf
          │ └httpsd.conf
          └logs

(b) httpsd.confの編集

作成されたリソースのうち,httpsd.confのディレクティブ値を変更してください。

複数環境を生成する場合には,次のディレクティブの設定値を,ほかの環境と競合しないように変更してください。

  • ServerNameディレクティブ

  • PortディレクティブまたはListenディレクティブ

  • PidFileディレクティブ

  • HWSTraceIdFileディレクティブ

  • HWSTraceLogFileディレクティブ

UNIX版の場合は,さらに次のディレクティブの設定値を,環境に合わせて変更してください。

  • Userディレクティブ

  • Groupディレクティブ

そのほかのディレクティブは,hwsservereditコマンドによって,変更しなくても起動できるように設定されています。運用に応じて必要があれば変更してください。

なお,各ディレクティブの詳細については,「6.2 ディレクティブの詳細」を参照してください。

(c) サーバの起動

次の方法でサーバを起動してください。

  • UNIX版の場合

    /opt/hitachi/httpsd/sbin/httpsd -f servers/HWS1/conf/httpsd.conf
  • Windows版の場合

    "<Application Serverのインストールディレクトリ>\httpsd\httpsd.exe" -n HWS1 -k start

    または,コントロールパネルからHWS1サービスを起動してください。

(d) 複数サーバ環境の設定

複数サーバ環境を設定する場合は,(a)から(c)の操作を繰り返してください。

(4) 注意事項