4.2.5 ログファイルのIPアドレスをホスト名に変換する(logresolveコマンド)
logresolveコマンドは,レコードの先頭がIPアドレスであるアクセスログファイル内のIPアドレスをホスト名に変換し,新規ログファイルに出力します。変換規則は,ホスト名のルックアップの逆引きによります。
(1) 形式
logresolve 〔-s ファイル名〕 〔-c〕 < アクセスログファイル名 > 新ログファイル名
(2) オペランド
-
-s ファイル名
変換したときの情報を出力するファイルを指定します。このファイルには次のような情報が出力されます。
-
ホスト名の数
-
異なるIPアドレスの数
-
変換できなかったIPアドレスの数
-
-
-c
変換後のホスト名が変換前のIPアドレスと一致するかどうかチェックする場合に指定します。
-
アクセスログファイル名
入力ログファイル名を指定します。入力したファイルのIPアドレスからホスト名のルックアップの逆引きをします。レコードの先頭は,必ずIPアドレスでなければなりません。ホスト名の検索に失敗した場合,新ログファイルにはIPアドレスが出力されます。
-
新ログファイル名
IPアドレスをホスト名に変換したアクセスログを出力するファイル名を指定します。
(3) 使用方法
logs\access.logに格納しているアクセスログ内のIPアドレスをホスト名に変換します。
アクセスログファイル:logs\access.log
新ログファイル:logs\new_access.log
logresolve < logs\access.log > logs\new_access.log