4.1.10 DB Connectorに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ
DB Connectorに設定する<config-property>タグに指定できる値について説明します。
なお,Reliable Messagingを使用する上で必要な情報については,マニュアル「Reliable Messaging」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) HiRDB Type4 JDBC Driverを使用してHiRDBに接続する場合
-
DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rar,DBConnector_HiRDB_Type4_CP_Cosminexus_RM.rar,DBConnector_HiRDB_Type4_XA.rarまたはDBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rar
トランザクション管理をしない場合,またはローカルトランザクションを使用する場合に使用します。また,Reliable Messagingと連携する場合は,DBConnector_HiRDB_Type4_CP_Cosminexus_RM.rarを使用します。
指定できるプロパティについては,表4-1を参照してください。
-
DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rarまたはDBConnector_HiRDB_Type4_CP_Cosminexus_RM.rar
グローバルトランザクションを使用する場合に使用します。また,Reliable Messagingと連携する場合は,DBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rarを使用します。
指定できるプロパティについては,表4-2を参照してください。
-
DBConnector_HiRDB_Type4_XA.rarまたはDBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rar
グローバルトランザクションを使用する場合に使用します。また,Reliable Messagingと連携する場合は,DBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rarを使用します。
指定できるプロパティについては,表4-3を参照してください。
表4‒1 DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rar,DBConnector_HiRDB_Type4_CP_Cosminexus_RM.rar,DBConnector_HiRDB_Type4_XA.rarまたはDBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ config-property-name
config-property-type
config-property-value
指定可能値
デフォルト
バージョン
CallableStatementPoolSize
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.14.4」
java.lang.Integer
コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのCallableStatementのプール数を設定します。有効範囲は0〜4095です。
0を指定した場合,ステートメントをプールしません。
0〜4095の整数で指定します。
10
07-00
CancelStatement
java.lang.Boolean
トランザクションタイムアウトやUAP強制停止時にステートメントのキャンセルを実行するかどうかを設定します。
- trueを指定した場合:
-
実行中のSQLをキャンセルします。
- falseを指定した場合:
-
実行中のSQLをキャンセルしません。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
true
07-00
DBHostName
java.lang.String
接続するHiRDBおよびXDM/RD E2のホスト名を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetDBHostNameメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
(空文字列)
07-00
description
java.lang.String
データベースへの接続に必要な接続付加情報を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetDescriptionメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
(空文字列)
07-00
encodeLang
java.lang.String
データ変換時の文字セット名称を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetEncodeLangメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
(空文字列)
07-10
environmentVariables
java.lang.String
HiRDBクライアント環境変数を指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetEnvironmentVariablesメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
(空文字列)
07-10
HiRDBCursorMode
java.lang.Boolean
HiRDBがコミットを行った場合にResultSetクラスのオブジェクトを有効とするかを指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetHiRDBCursorModeメソッドに渡されます。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
false
07-00
JDBC_IF_TRC
java.lang.Boolean
JDBCインタフェースメソッドトレースの取得の有無を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetJDBC_IF_TRACEメソッドに渡されます。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
false
07-00
loginTimeout
java.lang.Integer
getConnectionメソッドでConnectionオブジェクトを取得する際の,HiRDBサーバとの物理接続確立の最大待ち時間(秒)を指定します。
設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetLoginTimeoutメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
8
07-00
logLevel
java.lang.String
DB Connectorが出力するログトレースのレベルを指定します。
-
0またはERROR
-
10またはWARNING
-
20またはINFORMATION
次のどれかを指定します。
-
0またはERROR
-
10またはWARNING
-
20またはINFORMATION
ERROR
07-00
LONGVARBINARY_Access
java.lang.String
JDBC SQLタイプLONGVARBINARY(HiRDBデータ型である列属性BLOB,列属性BINARY)のデータベースアクセス方法を指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetLONGVARBINARY_Accessメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
REAL
07-00
LONGVARBINARY_AccessSize
java.lang.Integer
HiRDBサーバに対して一度に要求するJDBC SQLタイプLONGVARBINARY型データの長さを指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetLONGVARBINARY_AccessSizeメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
0
07-00
LONGVARBINARY_TruncError
java.lang.Boolean
JDBC SQLタイプLONGVARBINARY型データ取得時に切り捨てが発生した場合に例外を投入することを指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetLONGVARBINARY_TruncErrorメソッドに渡されます。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
true
07-10
maxBinarySize
java.lang.Integer
JDBC SQLタイプLONGVARBINARY型データ取得時のデータサイズの上限を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetMaxBinarySizeメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rar,DBConnector_HiRDB_Type4_XA.rarのデフォルト値:0
DBConnector_HiRDB_Type4_CP_Cosminexus_RM.rar,DBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rarのデフォルト値:64000
07-10
PreparedStatementPoolSize
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.14.4」
java.lang.Integer
コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのPreparedStatementのプール数を設定します。有効範囲は0〜4095です。
0を指定した場合,ステートメントをプールしません。
0〜4095の整数で指定します。
10
07-00
SQLInNum
java.lang.Integer
実行するSQLの入力?パラメタの最大数を指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetSQLInNumメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
300
07-10
SQLOutNum
java.lang.Integer
実行するSQLの検索項目の最大数を指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetSQLOutNumメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
300
07-10
SQLWarningIgnore
java.lang.Boolean
データベースから返される警告をConnectionクラスで保持しないかどうかの情報を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetSQLWarningIgnoreメソッドに渡されます。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
false
07-00
SQLWarningLevel
java.lang.String
SQL実行時に発生した警告保持レベルを指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetSQLWarningLevelメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
SQLWARN
07-10
TRC_NO
java.lang.Integer
JDBCインタフェースメソッドトレースのエントリ数を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetTRC_NOメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
500
07-00
uapName
java.lang.String
アプリケーション名称を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetUapNameメソッドに渡されます。
マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
(空文字列)
07-10
(2) MySQL Connector/Jを使用して,MySQLに接続する場合
-
DBConnector_MySQL_CP.rar
トランザクション管理をしない場合,またはローカルトランザクションを使用する場合に使用します。
指定できるプロパティについては,次の表を参照してください。
(3) Oracle JDBC Thin Driverを使用してOracleに接続する場合
-
DBConnector_Oracle_CP.rar,DBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rar,DBConnector_Oracle_XA.rarまたはDBConnector_Oracle_XA_Cosminexus_RM.rar
トランザクション管理をしない場合,またはローカルトランザクションを使用する場合に使用します。また,Reliable Messagingと連携する場合は,DBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rarを使用します。
指定できるプロパティについては,表4-5を参照してください。
-
DBConnector_Oracle_CP.rarまたはDBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rar
トランザクション管理をしない場合,またはローカルトランザクションを使用する場合に使用します。また,Reliable Messagingと連携する場合は,DBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rarを使用します。
DBConnector_Oracle_CP.rarで指定できるプロパティについては,表4-6を参照してください。また,DBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rarで指定できるプロパティについては,表4-7を参照してください。
-
DBConnector_Oracle_XA.rarまたはDBConnector_Oracle_XA_Cosminexus_RM.rar
グローバルトランザクションを使用する場合に使用します。また,Reliable Messagingと連携する場合は,DBConnector_Oracle_XA_Cosminexus_RM.rarを使用します。
DBConnector_Oracle_XA.rarで指定できるプロパティについては,表4-6および表4-8を参照してください。また,DBConnector_Oracle_XA_Cosminexus_RM.rarで指定できるプロパティについては,表4-7および表4-8を参照してください。
なお,プロパティで設定可能な値については,Oracleのマニュアルを参照してください。
config-property-name |
config-property-type |
config-property-value |
指定可能値 |
デフォルト |
バージョン |
---|---|---|---|---|---|
CallableStatementPoolSize 「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.14.4」 |
java.lang.Integer |
コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのCallableStatementのプール数を設定します。 0を指定した場合,ステートメントをプールしません。 |
0〜2147483647の整数で指定します。 |
10 |
07-00 |
CancelStatement |
java.lang.Boolean |
トランザクションタイムアウトや業務アプリケーション強制停止時に,Statementクラス,CallableStatementクラスおよびPreparedStatementクラスで実行中のSQLをキャンセルするかどうかを指定します。
専用サーバ接続をする場合は,falseを指定してください。 |
指定できる文字列を次に示します。
|
true |
07-00 |
ConnectionIDUpdate |
java.lang.Boolean |
コネクションIDをDataSource#getConnectionメソッドごとに更新するかどうかを指定します。
|
指定できる文字列を次に示します。
|
false |
07-00 |
databaseName |
java.lang.String |
Oracleサーバ上の特定のデータベース名(SID)を指定します。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetDatabaseNameメソッドに渡されます。 |
Oracleのマニュアルを参照してください。 |
(空文字列) |
07-00 |
loginTimeout |
java.lang.Integer |
データベースへの接続試行のタイムアウト(単位:ミリ秒)を指定します。設定された値は秒単位に切り上げて,Oracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetLoginTimeoutメソッドに渡されます。 |
Oracleのマニュアルを参照してください。ただし,秒単位に切り上げた値をsetLoginTimeoutメソッドに渡します。 |
8000 |
07-00 |
logLevel |
java.lang.String |
DB Connectorが出力するログ・トレースのレベルを指定します。 次の値が指定できます。
|
次のどれかを指定します。
|
ERROR |
07-00 |
portNumber |
java.lang.Integer |
Oracleのサーバが要求をリスニングするポート番号を指定します。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetPortNumberメソッドに渡されます。 |
Oracleのマニュアルを参照してください。 |
1521 |
07-00 |
PreparedStatementPoolSize 「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.14.4」 |
java.lang.Integer |
コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのPreparedStatementのプール数を設定します。 0を指定した場合,ステートメントをプールしません。 |
0〜2147483647の整数で指定します。 |
10 |
07-00 |
serverName |
java.lang.String |
Oracleサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetServerNameメソッドに渡されます。 |
Oracleのマニュアルを参照してください。 |
(空文字列) |
07-00 |
url |
java.lang.String |
Oracle JDBC Thin Driverがデータベースに接続するために必要なJDBC URLを指定します。設定された値はOracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetURLメソッドに渡されます。 このプロパティに値が設定された場合,databaseName,portNumber,serverNameで指定された値は無視されます。また,ユーザがurlで指定を行う場合はJDBC URLにthinドライバを指定します。
|
Oracleのマニュアルを参照してください。 |
(空文字列) |
07-00 |
config-property-name |
config-property-type |
config-property-value |
指定可能値 |
デフォルト |
バージョン |
---|---|---|---|---|---|
appendZero |
java.lang.Boolean |
java.sql.ResultSetインタフェースのgetStringメソッドで,NUMBER型または,FLOAT型の列から,整数部が0である小数を取得する場合,整数部に0を補完するかどうかを指定します。
|
指定できる文字列を次に示します。
|
false |
09-50 |
forceFixedString |
java.lang.Boolean |
java.sql.PreparedStatementインタフェースのsetStringメソッドまたは,setObjectメソッドで,CHAR型(固定長文字列)の列の値を設定する際に,その値が列のサイズよりも小さい場合は,列のサイズに合わせて空白文字を埋め込むかどうかを指定します。
|
指定できる文字列を次に示します。
|
false |
09-50 |
config-property-name |
config-property-type |
config-property-value |
---|---|---|
linkedResourceAdapterName |
java.lang.String |
連携するReliable Messagingリソースアダプタの表示名を指定します。 DBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できます。 |
(4) PostgreSQL JDBC Driverを使用して,PostgreSQLに接続する場合
-
DBConnector_PostgreSQL_CP.rar
トランザクション管理をしない場合,またはローカルトランザクションを使用する場合に使用します。
指定できるプロパティについては,次の表を参照してください。
(5) SQL Server JDBC Driverを使用して,SQL Serverに接続する場合
-
DBConnector_SQLServer_CP.rar
トランザクション管理をしない場合,またはローカルトランザクションを使用する場合に使用します。
指定できるプロパティについては,次の表を参照してください。なお,プロパティ情報にはパスワードを含むことがあるため,セキュリティポリシーに従って,ファイルのアクセス権を厳重に管理してください。
表4‒10 DBConnector_SQLServer_CP.rarを使用する場合に指定できるプロパティ config-property-name
config-property-type
config-property-value
指定可能値
デフォルト
バージョン
applicationIntent
java.lang.String
SQL Server可用性グループまたはSQL Serverフェールオーバークラスター機能使用時に,フェールオーバー先のデータベースへの接続を,読み取り専用,または読み取り/書き込みを指定します。
設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetApplicationIntentメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのマニュアルを参照してください。
SQL Server JDBC Driverを使用する場合に指定できます。
次のどれかを指定します。
-
ReadOnly
-
ReadWrite
ReadWrite
09-50
applicationName
java.lang.String
SQL Serverに接続するアプリケーションの名前を指定します。設定された値は,SQL Serverの管理ツールなどに表示されます。設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetApplicationNameメソッドに渡されます。
SQL Serverのマニュアルを参照してください。
(空文字列)
07-50
CallableStatementPoolSize
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.14.4」
java.lang.Integer
コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのCallableStatementのプール数を設定します。
0を指定した場合,ステートメントをプールしません。
0〜2147483647の整数で指定します。
10
07-00
CancelStatement
java.lang.Boolean
トランザクションタイムアウトやアプリケーションの強制停止時にステートメントのキャンセル機能を実行するかどうかを設定します。
- trueを設定した場合
-
ステートメントのキャンセル機能が実行されます。
- falseを設定した場合
-
ステートメントのキャンセル機能は実行されません。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
true
07-00
databaseName
java.lang.String
接続するSQL Serverのデータベース名を指定します。値を指定しない場合には,すでに定義されたデータベースに接続されます。設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetDatabaseNameメソッドに渡されます。
SQL Serverのマニュアルを参照してください。
(空文字列)
07-00
encrypt
java.lang.String
クライアントとサーバ間で送信されるすべてのデータに対してSQL ServerでTLS暗号化が使用されるかどうかを指定します。
- trueを設定した場合
-
TLS暗号化が使用されます。
- falseを設定した場合
-
TLS暗号化が使用されません。
設定された値は,setEncryptメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのドキュメントを参照してください。
このプロパティは,SQL Server JDBC Driverのバージョンが10.2以降の場合だけ指定できます。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
デフォルト値は使用するJDBCドライバに依存するため,詳細については,SQL Server JDBC Driverのマニュアルを参照してください。
11-30
failoverPartner
java.lang.String
データベースミラーリング構成で使用されるフェイルオーバーサーバの名前を指定します。databaseNameプロパティと組み合わせて使用してください。
設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetFailoverPartnerメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのドキュメントを参照してください。
SQL Serverのマニュアルを参照してください。
(空文字列)
07-50
hostNameInCertificate
java.lang.String
SQL ServerのTLS/SSL証明書の検証に使われるホスト名を指定します。このプロパティが指定されていない場合,serverNameプロパティの値をホスト名として使用してSQL ServerのTLS/SSL証明書を検証します。
設定された値は,setHostNameInCertificateメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのドキュメントを参照してください。
このプロパティは,SQL Server JDBC Driverのバージョンが10.2以降の場合だけ指定できます。
入力は制限されません。
(空文字列)
11-30
instanceName
java.lang.String
接続するSQL Serverのインスタンス名を指定します。値を指定しない場合は,既定のインスタンスに接続されます。設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetInstanceNameメソッドに渡されます。
SQL Serverのマニュアルを参照してください。
(空文字列)
07-50
integratedSecurity
java.lang.Boolean
SQL Serverへ接続するための認証方法を指定します。
- trueを設定した場合
-
Windows認証を使用します。
- falseを設定した場合
-
SQL Server認証を使用します。
設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetIntegratedSecurityメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのドキュメントを参照してください。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
false
07-50
lastUpdateCount
java.lang.Boolean
サーバに渡されたSQL ステートメントから,最終的な更新数だけを返すかどうかを指定します。
- trueを設定した場合
-
サーバに渡されたSQLステートメントから,最終的な更新数だけを返します。
また,SELECT,INSERT,およびDELETEステートメントのどれか一つで使用して,サーバのトリガによって追加された更新数を無視することができます。
- falseを設定した場合
-
サーバのトリガによって返される更新数を含む,すべての更新数が返されます。
設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetLastUpdateCountメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのドキュメントを参照してください。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
true
07-50
lockTimeout
java.lang.Integer
データベースがロックタイムアウトを通知するまでに待機する時間(単位:ミリ秒)を指定します。-1を指定するとタイムアウトは無限になります。0を指定すると待機しないことになります。設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetLockTimeoutメソッドに渡されます。
SQL Serverのマニュアルを参照してください。
-1
07-50
loginTimeout
java.lang.Integer
データベースへの接続試行中に,データソースが待機する最長時間(単位:秒)を設定します。設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetLoginTimeoutメソッドに渡されます。
SQL Serverのマニュアルを参照してください。
8
07-00
logLevel
java.lang.String
DB Connectorが出力するログ・トレースのレベルを指定します。
次の値が指定できます。
-
0またはERROR
-
10またはWARNING
-
20またはINFORMATION
次のどれかを指定します。
-
0またはERROR
-
10またはWARNING
-
20またはINFORMATION
ERROR
07-00
multiSubnetFailover
java.lang.Boolean
SQL Server可用性グループまたはSQL Serverフェールオーバークラスターインスタンスの可用性グループリスナーに接続する場合,trueを指定します。
設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetMultiSubnetFailoverメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverrのマニュアルを参照してください。
SQL Server JDBC Driverrを使用する場合に指定できます。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
false
09-50
packetSize
java.lang.Integer
SQL Serverとの通信に使用されるネットワークパケットサイズ(単位:バイト)を指定します。設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetPacketSizeメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのドキュメントを参照してください。
SQL Serverのマニュアルを参照してください。
4096
07-50
portNumber
java.lang.Integer
接続するSQL Serverのポート番号を指定します。設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetPortNumberメソッドに渡されます。
SQL Serverのマニュアルを参照してください。
1433
07-00
PreparedStatementPoolSize
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.14.4」
java.lang.Integer
コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのPreparedStatementのプール数を設定します。
0を指定した場合,ステートメントをプールしません。
0〜2147483647の整数で指定します。
10
07-00
selectMethod
java.lang.String
select文の実行時に,データベースカーソルを使用するかどうかを指定します。
小文字で設定してください。
- cursor
-
データベースカーソルが作成されます。データベースの検索結果を分割してクライアントに返します。
- direct
-
データベースカーソルは作成されません。データベースの検索結果を一度の要求ですべてクライアントに返します。
設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetSelectMethodメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのドキュメントを参照してください。
指定できる文字列を次に示します。
-
cursor
-
direct
cursor
07-00
sendStringParametersAsUnicode
java.lang.Boolean
SQL Serverに送信される文字列パラメタをUnicodeで送るか,データベースのデフォルトの文字エンコーディングで送るかを指定します。
- trueを設定した場合
-
文字列パラメタはUnicodeで送られます。
- falseを設定した場合
-
文字列パラメタはデータベースのデフォルトの文字エンコーディングで送られます。
設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetSendStringParametersAsUnicodeメソッドに渡されます。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
true
07-00
serverName
java.lang.String
オンプレミス環境の場合,接続するSQL Serverのホスト名またはIPアドレスを指定します。Azure SQLの場合,接続先のエンドポイント(DNS名)を指定します。設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetServerNameメソッドに渡されます。
SQL Serverのマニュアルを参照してください。
(空文字列)
07-00
sslProtocol
java.lang.String
SQLサーバ接続時のTLSのプロトコルを指定します。設定された値は,setSSLProtocolメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのドキュメントを参照してください。
このプロパティは,SQL Server JDBC Driverのバージョンが10.2以降の場合だけ指定できます。
指定できる文字列を次に示します。
-
TLS
-
TLSv1
-
TLSv1.1
-
TLSv1.2
TLS
11-30
trustServerCertificate
java.lang.Boolean
サーバのTLS/SSL証明書を検証するかどうかを指定します。
- trueを設定した場合
-
TLS/SSL証明書を検証しません。
- falseを設定した場合
-
TLS/SSL証明書を検証します。
設定された値は,setTrustServerCertificateメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのドキュメントを参照してください。
このプロパティは,SQL Server JDBC Driverのバージョンが10.2以降の場合だけ指定できます。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
false
11-30
trustStore
java.lang.String
trustStoreファイルへのパスを指定します。
設定された値は,setTrustStoreメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのドキュメントを参照してください。
このプロパティは,SQL Server JDBC Driverのバージョンが10.2以降の場合だけ指定できます。
入力は制限されません。
(空文字列)
11-30
trustStorePassword
java.lang.String
trustStoreデータの整合性を確認するために使用するパスワードを指定します(認証機関によって署名された内容から変更されていないか,整合性をチェックします)。
設定された値は,setTrustStorePasswordメソッドに渡されます。詳細については,SQL Server JDBC Driverのドキュメントを参照してください。
このプロパティは,SQL Server JDBC Driverのバージョンが10.2以降の場合だけ指定できます。
入力は制限されません。
(空文字列)
11-30
workstationID
java.lang.String
アプリケーションサーバのホスト名を指定します。設定された値は,SQL Serverの管理ツールなどに表示されます。設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetWorkstationIDメソッドに渡されます。
SQL Serverのマニュアルを参照してください。
(空文字列)
07-50
xopenStates
java.lang.Boolean
java.sql.SQLException.getSQLStateメソッドの戻り値のSQL規格を指定します。
- trueを設定した場合
-
getSQLStateメソッドは,X/Open規格で定義された状態コードを返します。
- falseを設定した場合
-
getSQLStateメソッドは,SQL 99規格で定義された状態コードを返します。
設定された値は,SQL Server JDBC DriverのDataSource系インタフェースのsetXopenStatesメソッドに渡されます。
指定できる文字列を次に示します。
-
true
-
false
false
07-50
-
(6) TP1インバウンドアダプタに設定する<config-property>に指定できるプロパティ
TP1インバウンドアダプタに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティについて説明します。
config-property-name |
config-property-type |
config-property-value |
---|---|---|
backlog_count |
java.lang.Integer |
RPC要求を待ち受けるポートのListenキューの長さを,1〜4096の整数で指定します。デフォルト値は50です。 指定できるキューの長さの最大値はOSごとに異なります。詳細は各OSのlisten()について説明しているマニュアル,および各OSのTCP/IPについて説明しているドキュメントを参照してください。 |
connection_timeout |
java.lang.Integer |
RPC要求の応答を送信するときのコネクション確立処理のタイムアウト時間(秒単位)を,0〜65535の整数で指定します。デフォルト値は8です。 0を指定した場合はタイムアウトしません。 |
ipc_sockctl_watchtime |
java.lang.Integer |
一時クローズ応答の待ち時間(秒単位)を,0〜65535の整数で指定します。デフォルト値は180です。 0を指定した場合は動作しません。 |
ipc_tcpnodelay |
java.lang.Boolean |
OpenTP1とのコネクションの接続で使用するソケットにTCP_NODELAYオプションを使用するかどうかを指定します。
デフォルト値はfalseです。 |
max_connections |
java.lang.Integer |
RPC要求を待ち受けるポートへの最大同時接続数を,1〜2032の整数で指定します。デフォルト値は64です。 |
node_id |
java.lang.String |
ノード識別子を4文字で指定します。 1文字目は英字(A〜Z a〜z),2文字目以降は,英数字(A〜Z a〜z 0〜9),またはアンダースコア「_」で指定してください。TP1インバウンドアダプタごとに一意な文字列を指定してください。デフォルトはCos_です。 |
receive_buffer_size |
java.lang.Integer |
受信時の受信バッファサイズを,8192〜10485761の整数で指定します。デフォルト値は8192です。 |
rpc_close_after_send |
java.lang.Boolean |
OpenTP1へ電文を送信したあとにコネクションを切断するかどうかを指定します。
デフォルト値はfalseです。08-50と同様にする場合はtrueを指定してください。 |
rpc_max_thread_count |
java.lang.Integer |
最大同時RPC要求受け付けスレッド数を,1〜1024の整数で指定します。デフォルト値は10です。 |
rpc_receive_timeout |
java.lang.Integer |
RPC要求の受信のタイムアウト時間(秒単位)を,0〜65535の整数で指定します。デフォルトは180です。 0を指定した場合はタイムアウトしません。 |
rpc_receive_timeout_interval |
java.lang.Integer |
RPC要求の受信のタイムアウト監視の監視間隔を,1〜65535の整数で指定します。デフォルト値は5です。 |
rpc_sockctl_highwater |
java.lang.Integer |
RPC受信コネクションの一時クローズ処理開始のしきい値(パーセント(%)単位)を,0〜100の整数で指定します。デフォルト値は100です。 |
rpc_sockctl_lowwater |
java.lang.Integer |
RPC受信コネクションの一時クローズ処理を非対象とするコネクション数の割合(パーセント(%)単位)を,0〜100の整数で指定します。デフォルト値は0です。 |
scd_port |
java.lang.Integer |
RPC要求を待ち受けるポートのポート番号を,5001〜65535の整数で指定します。デフォルト値は23700です。 |
send_buffer_size |
java.lang.Integer |
応答時の送信バッファサイズを,8192〜10485761の整数で指定します。デフォルト値は8192です。 |
send_retry_count |
java.lang.Integer |
サーバの応答送信時にTCP/IPコネクションの接続でエラーが発生した場合のリトライ回数を,0〜65535の整数で指定します。デフォルト値は1です。 0を指定した場合は,リトライしません。 |
send_retry_interval |
java.lang.Integer |
サーバの応答送信時にTCP/IPコネクションの接続でエラーが発生した場合のリトライ間隔(ミリ秒単位)を,0〜300000の整数で指定します。デフォルト値は0です。 0を指定した場合,間隔を空けないでリトライします。 このプロパティは,send_retry_countに1〜65535を指定した場合に有効になります。 |
service_group |
java.lang.String |
TP1インバウンドアダプタのサービスグループ名を1〜31文字で指定します。 1文字目が英字(A〜Z a〜z),2文字目以降は英数字(A〜Z a〜z 0〜9)もしくはアンダースコア「_」で指定してください。 J2EEサーバ内で一意のサービスグループ名を指定してください。 |
tcp_receive_timeout |
java.lang.Integer |
コネクションを接続してから,またはデータを受信してから,次のデータを受信するまでのタイムアウト時間(秒単位)を,0〜65535の整数で指定します。デフォルト値は10です。 0を指定した場合はタイムアウトしません。 |
tcp_send_timeout |
java.lang.Integer |
RPC要求の応答送信時のタイムアウト時間(秒単位)を,0〜65535の整数で指定します。デフォルト値は10です。 0を指定した場合はタイムアウトしません。 |
tcp_send_timeout_interval |
java.lang.Integer |
RPC要求の応答送信時のタイムアウト監視の監視間隔を,1〜65535の整数で指定します。デフォルト値は5です。 なお,08-53以降ではこのプロパティの設定は無視されます。 |
trn_max_connections |
java.lang.Integer |
RPC送信コネクションの最大同時接続数を,1〜2032の整数で指定します。デフォルト値は64です。 |
trn_max_thread_count |
java.lang.Integer |
最大同時同期点電文送受信スレッド数を,1〜1024の整数で指定します。デフォルト値は1です。 |
trn_port |
java.lang.Integer |
同期点待ち受けポートのポート番号を,5001〜65535の整数で指定します。デフォルト値は23900です。 |
trn_sockctl_highwater |
java.lang.Integer |
RPC送信コネクションの一時クローズ処理開始のしきい値(パーセント(%)単位)を,0〜100の整数で指定します。デフォルト値は100です。 |
trn_sockctl_lowwater |
java.lang.Integer |
RPC送信コネクションの一時クローズ処理を非対象とするコネクション数の割合(パーセント(%)単位)を,0〜100の整数で指定します。デフォルト値は0です。 |