4.1.5 アウトバウンドリソースアダプタの定義
Connector属性ファイルのアウトバウンドリソースアダプタの定義の詳細について,タグごとに説明します。
なお,ここでは,「4.1.1 Connector属性ファイルの指定内容」に記載されている順番にタグの詳細について説明しています。
- 〈この項の構成〉
-
(1) <outbound-resourceadapter>
- 説明
-
Outbound方向へのリソースアダプタの定義。
- 指定可能値
-
−
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できません。
(2) <connection-definition>
- 説明
-
コネクションインタフェースクラスについての定義。
- 指定可能値
-
−
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(3) <managedconnectionfactory-class>
- 説明
-
javax.resource.spi.ManagedConnectionFactoryインタフェースを実装したJavaクラス名。
パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。
変更不可。
- 指定可能値
-
入力は制限されません。
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(4) <config-property>
- 説明
-
コネクションインタフェースクラスに関するコンフィグレーションプロパティについての定義。
- 指定可能値
-
−
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できません。
(5) <description>
- 説明
-
コンフィグレーションプロパティについての説明。
- 指定可能値
-
入力は制限されません。
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できます。
(6) <config-property-name>
- 説明
-
コンフィグレーションプロパティの名称。
- 指定可能値
-
名称の重複指定はできません。
DB Connectorの設定については,「4.1.10 DB Connectorに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ」を参照してください。
CJMSプロバイダのリソースアダプタの設定については,「4.1.11 CJMSプロバイダのリソースアダプタに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ」を参照してください。
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(7) <config-property-type>
- 説明
-
ResourceAdapterによって要求されるコンフィグレーションプロパティのJavaの型。
- 指定可能値
-
次のどれかを指定します。
-
「java.lang.Boolean」
-
「java.lang.String」
-
「java.lang.Integer」
-
「java.lang.Double」
-
「java.lang.Byte」
-
「java.lang.Short」
-
「java.lang.Long」
-
「java.lang.Float」
-
「java.lang.Character」
-
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(8) <config-property-value>
- 説明
-
コンフィグレーションプロパティの値。
<config-property-value>タグが指定されていない場合は,そのプロパティの情報は変更しません。すでに設定されている情報がそのまま残ります。
<config-property-value>タグを指定して,値を指定しない場合は,そのプロパティの情報に空が設定されます。
<config-property-value>タグを指定して,値を指定している場合は,指定した値がプロパティに設定されます。
<config-property-name>タグに「XAOpenString」が設定されていて,<config-property-value>タグに値が設定されている場合,セキュリティ上の理由で,<config-property-value>タグは表示されません。変更する場合は,<config-property-value>タグを追加して,変更後の値を設定してください。
cjgetresprop,cjgetrarprop実行時に,<config-property-name>タグに「XAOpenString」が設定されている場合,タグは次のように表示されます。
- 値が設定されている場合:
-
コメントタグ<!-- The config-property-value has already been set. -->
- 値が設定されていない場合:
-
空タグ<>
- 指定可能値
-
入力は制限されません。
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できます。
(9) <connectionfactory-interface>
- 説明
-
リソースでサポートされるConnectionFactoryインタフェースのクラス名。パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。
Connector1.5のリソースアダプタの場合,このタグの値がコネクション定義識別子となります。
変更不可。
- 指定可能値
-
入力は制限されません。
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(10) <connectionfactory-impl-class>
- 説明
-
ConnectionFactoryインタフェースを実装したJavaクラス名。パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。
変更不可。
- 指定可能値
-
入力は制限されません。
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(11) <connection-interface>
- 説明
-
リソースアダプタでサポートされるConnectionインタフェースのクラス名。パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。
変更不可。
- 指定可能値
-
入力は制限されません。
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(12) <connection-impl-class>
- 説明
-
Connectionインタフェースを実装したJavaクラス名。パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。
- 指定可能値
-
入力は制限されません。
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(13) <connector-runtime>
- 説明
-
実行時プロパティについての定義。
- 指定可能値
-
−
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できません。
(14) <property>
- 説明
-
コネクションインタフェース・クラスに関する独自情報を設定します。
- 指定可能値
-
−
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できません。
(15) <property-name>
- 説明
-
プロパティ名。
- 指定可能値
-
次のどれかを指定します。
-
「MaxPoolSize」
-
「MinPoolSize」
-
「LogEnabled」
-
「User」
-
「Password」
-
「ValidationType」
-
「ValidationInterval」
-
「RetryCount」
-
「RetryInterval」
-
「ConnectionTimeout」
-
「SweeperInterval」
-
「RequestQueueEnable」
-
「RequestQueueTimeout」
-
「WatchEnabled」
-
「WatchInterval」
-
「WatchThreshold」
-
「WatchWriteFileEnabled」
-
「ConnectionPoolAdjustmentInterval」
-
「Warmup」
-
「NetworkFailureTimeout」
-
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(16) <property-type>
- 説明
-
プロパティ値のJavaの型。
- 指定可能値
-
入力は制限されません。
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(17) <property-value>
- 説明
-
プロパティの値。
<property-value>タグが指定されていない場合は,そのプロパティの情報は変更しません。すでに設定されている情報がそのまま残ります。
<property-value>タグを指定して,値を指定しない場合は,そのプロパティの情報に空が設定されます。
<property-value>タグを指定して,値が指定されている場合は,指定した値がプロパティに設定されます。
<property-name>タグに「User」または「Password」が指定されており,<property-value>タグに値が指定されている場合は,セキュリティ上の理由で表示しません。変更する場合は,<property-value>タグを追加して,変更後の値を設定します。
- 値が設定されている場合:
-
コメントタグ<!-- The property-value has already been set. -->
- 値が設定されていない場合:
-
空タグ<>
- 指定可能値
-
入力は制限されません。
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できます。
(18) <property-default-value>
- 説明
-
プロパティのデフォルト値。
- 指定可能値
-
入力は制限されません。
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できます。
(19) <resource-external-property>
- 説明
-
リソースのエクスターナルプロパティの定義。
<resource-external-property>の指定が複数あり,<optional-name>の設定値が同じ場合,一つにマージされます。その場合,警告メッセージ(KDJE37600-W)が出力され,後ろに定義された<resource-external-property>の<res-auth>や<res-sharing-scope>の値が有効になります。
- 指定可能値
-
−
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できません。
(20) <description>
- 説明
-
リソースの別名の説明。
- 指定可能値
-
入力は制限されません。
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できます。
(21) <optional-name>
- 説明
-
リソースの別名。
同一リソース内に<resource-external-property>の指定が複数あり,<optional-name>の指定値がほかの<optional-name>の指定値の下位階層となるような関係の場合は,警告メッセージ(KDJE37602-W)が出力されます。
- (例)
別名1:AAA 別名2:AAA/BBB 1≦文字列長≦255
- 指定可能値
-
英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),および次の特殊文字を使用できます。
スペース( ),エクスクラメーションマーク(!),ダブルクォーテーション("),シャープ(#),ドル記号($),パーセント(%),アンパサンド(&),シングルクォーテーション('),バーレン(()()),アスタリスク(*),プラス(+),コンマ(,),ハイフン(-),ピリオド(.),コロン(:),セミコロン(;),レスザン(<),イコール(=),グレーターザン(>),クエスチョン(?),単価記号(@),ブラケット([)(]),円マーク(\),キャレット(^),アンダースコア(_),バッククォート(`),ブレイス({)(}),ストローク(|),チルダ(~)
文字列の先頭または末尾に,半角スペースや改行がある場合,取り除かれて設定されます。また,文字列の途中に改行がある場合はエラーとなります。
文字数は1〜255文字です。
次の名前は指定できません。
-
予約語である”HITACHI_EJB”(大文字・小文字を区別します)で始まる名前
-
先頭または末尾に,スラッシュ(/)またはピリオド(.)を指定した名前
-
スラッシュ(/)だけ,またはピリオド(.)だけの名前
-
スラッシュ(/)が連続している名前
-
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(22) <res-auth>
- 説明
-
リソースを使用するための認証元を,アプリケーション上で行うか,コンテナに任せるかの指定。
- 指定可能値
-
指定できる文字列を次に示します。
-
Application
-
Container
-
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できません。
(23) <res-sharing-scope>
- 説明
-
リソース接続を共有するかどうかの指定。
- 指定可能値
-
指定できる文字列を次に示します。
-
Shareable
-
Unshareable
-
- タグの省略
-
省略できます。
- 値の省略
-
省略できません。
(24) <transaction-support>
- 説明
-
リソースアダプタで提供されるトランザクションサポートのレベル。
- 指定可能値
-
指定できる文字列を次に示します。
-
NoTransaction
-
LocalTransaction
-
XATransaction
-
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。
(25) <reauthentication-support>
- 説明
-
ManagedConnectionインスタンスの再認証をサポートするかどうかの指定。
- 指定可能値
-
-
true
-
false
-
- タグの省略
-
省略できません。
- 値の省略
-
省略できません。