-XX:[+|-]HitachiVerboseGCPrintDirectBuffer(ダイレクトバッファの使用状況出力オプション)
形式
- -XX:+HitachiVerboseGCPrintDirectBuffer
-
ダイレクトバッファの使用状況を日立JavaVMログファイルに出力します。
- -XX:-HitachiVerboseGCPrintDirectBuffer
-
ダイレクトバッファの使用状況を日立JavaVMログファイルに出力しません。
説明
ダイレクトバッファの使用状況を日立JavaVMログファイルに出力するかどうかを指定します。
- デフォルト値
-
-XX:+HitachiVerboseGCPrintDirectBuffer
出力形式
日立JavaVMログファイル
[DirectBuffer: buffer_used_sizeK, buffer_total_sizeK, buffer_max_sizeK, buffer_count]
出力内容を次に説明します。
- buffer_used_size
-
ダイレクトバッファの使用サイズ。単位はキロバイトです。
-XX:-HitachiVerboseGCPrintDirectBufferオプションが指定された場合,出力されません。
- buffer_total_size
-
ダイレクトバッファの合計容量。単位はキロバイトです。
-XX:-HitachiVerboseGCPrintDirectBufferオプションが指定された場合,出力されません。
- buffer_max_size
-
ダイレクトバッファの最大値。単位はキロバイトです。
-XX:-HitachiVerboseGCPrintDirectBufferオプションが指定された場合,出力されません。
- buffer_count
-
ダイレクトバッファの数。
-XX:-HitachiVerboseGCPrintDirectBufferオプションが指定された場合,出力されません。
標準出力とエラーリポートファイル(hs_errログ)
Direct Buffer: Used : <使用サイズ> Total: <合計容量> Max : <最大サイズ> Count: <バッファ数>
出力内容を次に説明します。
- 使用サイズ
-
JavaAPI「ByteBuffer#allocateDirect()」で確保したダイレクトバッファの使用サイズ。単位はバイトです。
なお,ダイレクトバッファに書き込むデータのサイズではないため,使用サイズと合計容量は同じ値になります。
- 合計容量
-
ダイレクトバッファの合計容量。単位はバイトです。
- 最大サイズ
-
ダイレクトバッファの最大値。単位はバイトです。
- バッファ数
-
ダイレクトバッファの数。
出力例
日立JavaVMログファイル
[DirectBuffer: 8K, 8K, 83200K, 1]
標準出力とエラーリポートファイル(hs_errログ)
Direct Buffer: Used : 102400 Total: 102400 Max : 1048576 Count: 100
注意事項
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JavaAPI「ByteBuffer#allocateDirect()」以外の方法で確保したJavaヒープ以外の領域についての情報は,この機能では出力されません。
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日立JavaVMログに出力される情報では,1キロバイト未満の値は切り捨てられます。そのため,再度ダイレクトバッファを確保しても,出力される値が変わらないことがあります。ただし,buffer_countの値からダイレクトバッファを確保していることは確認できます。