-XX:ExplicitMemoryExcludeClassListFile(明示管理ヒープ機能適用除外設定ファイルパス指定オプション)
形式
-XX:ExplicitMemoryExcludeClassListFile:<文字列>
説明
明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能で利用する,明示管理ヒープ機能適用除外設定ファイルのファイルパスを指定します。このファイルに記述されているクラスには,明示管理ヒープ機能が適用されません。
JavaVM起動時に,このオプションに指定したファイルパスのファイルを明示管理ヒープ機能適用除外設定ファイルとして読み込みます。なお,このオプションを省略,または空文字を指定した場合は,デフォルトのファイルパスのファイルを明示管理ヒープ機能適用除外設定ファイルとして読み込みます。
- デフォルト値
-
-
-XX:ExplicitMemoryExcludeClassListFile:<空文字>
- Windowsの場合
-
<JDKインストールディレクトリ>\usrconf\exmemexcludeclass.cfg
- UNIXの場合
-
/opt/Cosminexus/jdk/usrconf/exmemexcludeclass.cfg
-
- 前提オプション
-
-
-XX:+HitachiUseExplicitMemory
-
-XX:+ExplicitMemoryUseExcludeClass
-
- 関連オプション
-
-
-XX:ExplicitMemoryFullGCPolicy
-
-XX:+HitachiAutoExplicitMemory
-
-XX:ExplicitMemoryNotExcludeClassListFile
-
引数
- <文字列>
-
JavaVMプロセスのカレントディレクトリからの相対パス,または絶対パスを指定します。パスはディレクトリ名を含めて指定できます。
なお,指定できる明示管理ヒープ機能適用除外設定ファイルは一つだけです。また,ファイルの文字エンコーディングには,ASCIIコードを使用してください。
注意事項
-
指定されたファイルがオープンできない,または読み込めない場合は,明示管理ヒープ機能のイベントログにワーニングメッセージを出力し,デフォルトパスにある設定ファイルを読み込みます。デフォルトパスにあるファイルをオープンできない,または読み込めない場合は,明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能は有効になりません。
-
指定されたファイルの記述フォーマットに誤りがある場合は,明示管理ヒープ機能のイベントログにワーニングメッセージを出力して,次の行から構文解析処理を継続します。
-
明示管理ヒープ機能適用除外設定ファイルと,明示管理ヒープ機能適用除外無効設定ファイルの両方に,同じのクラス名が記述されていた場合は,明示管理ヒープ機能適用除外無効設定ファイルの指定が優先されます。この場合,そのクラスに対する明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能は,無効になります。
-
このオプションは,JDK11を使用する場合だけ指定できます。