-XX:HitachiOutOfMemoryHandlingMaxThrowCount(最大発生回数の設定オプション)
形式
-XX:HitachiOutOfMemoryHandlingMaxThrowCount=<整数値>
説明
OutOfMemoryハンドリング機能を有効にした場合の,Javaヒープ不足またはMetaspace領域,Compressed Class Space不足が原因のOutOfMemory発生回数合計値の1時間当たりの上限値を指定します。
このオプションで指定した値は,OutOfMemoryErrorスロー除外条件の判定で使用されます。
Javaヒープ不足またはMetaspace領域,Compressed Class Space不足が原因のOutOfMemoryが発生した場合,次のように処理が実行されます。
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今回のOutOfMemoryが発生した時刻から過去1時間以内のJavaヒープ不足が原因のOutOfMemoryの発生回数とMetaspace領域,Compressed Class Space不足が原因のOutOfMemoryの発生回数の合計値(今回のOutOfMemoryを含む)が,このオプションに指定した上限値よりも大きい場合,OutOfMemoryErrorはスローされません。OutOfMemory発生時強制終了機能(-XX:+HitachiOutOfMemoryAbort)の処理に移行して,JavaVMは強制終了します。
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このオプションの値として0を指定した場合は,OutOfMemoryが発生したときに必ずOutOfMemory発生時強制終了機能の処理に移行して,JavaVMは強制終了します。
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このオプションの値として3600を指定した場合は,OutOfMemoryErrorスロー除外条件の判定が実行されません。この場合,OutOfMemoryが発生したときにOutOfMemoryErrorスロー除外条件以外のOutOfMemoryErrorスロー条件を満たしている場合,必ずjava.lang.OutOfMemoryErrorがスローされます。
- デフォルト値
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-XX:HitachiOutOfMemoryHandlingMaxThrowCount=60
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- 前提オプション
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-XX:+HitachiOutOfMemoryHandling
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引数
- <整数値>
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Javaヒープ不足またはMetaspace領域,Compressed Class Space不足が原因のOutOfMemory発生回数合計値の1時間当たりの上限値を指定します。
0〜3600(3601〜263-1の場合は3600として扱います)。
注意事項
自然数以外の値が指定された場合は,定義していないオプションを指定した場合と同様の動作になります。