8.3.4 JP1イベントへの変換
Management Server,J2EEサーバおよびユーザログ機能で出力するログメッセージは,メッセージマッピングファイルを使用してJP1イベントに変換されます。
(1) Management Server用JP1イベント
Management Server用JP1イベントには,次の二つの種類があります。
-
Application Serverで定義されているJP1イベント
-
Management Server用メッセージマッピングファイルで指定するJP1イベント
(a) Application Serverで定義されているJP1イベント
Application Serverは,次のメッセージIDを持つメッセージが出力されたときに,JP1イベントを発行します。
イベントID |
発行契機 |
メッセージID |
---|---|---|
0x00012050 |
Management Serverの起動 |
KEOS10101-I |
0x00012051 |
Management Serverの終了 |
KEOS10102-I |
0x00012060 |
ドメインへのWebシステム追加 |
KEOS23301-I |
0x00012061 |
ドメインからのWebシステム削除 |
KEOS23302-I |
0x0001206A |
Webシステムへのユニット追加・削除やJ2EEアプリケーションのデプロイ・アンデプロイなど(Webシステムの変更) |
KEOS23303-I |
0x00012070 |
運用管理エージェントの起動 |
KEOS21100-I |
0x00012071 |
運用管理エージェントの終了 |
KEOS21101-I |
(b) Management Server用メッセージマッピングファイルで指定するJP1イベント
Management Server用メッセージマッピングファイルのテンプレートファイル(mserver.jp1event.system.mapping.properties)で指定されているメッセージがJP1イベント発行の対象となります。
テンプレートファイルの格納先は,次のとおりです。
-
Windowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\templates
-
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/config/templates
メッセージマッピングファイルの指定によって発行されるManagement Server用JP1イベントを次の表に示します。
イベントID |
発行契機 |
マッピングで指定したJP1イベントの重大度 |
---|---|---|
0x00012000 |
Management Serverで検出した論理サーバのEmergencyレベルの障害 |
Emergency |
0x00012001 |
Management Serverで検出した論理サーバのAlertレベルの障害 |
Alert |
0x00012002 |
Management Serverで検出した論理サーバのCriticalレベルの障害 |
Critical |
0x00012003 |
Management Serverで検出した論理サーバのErrorレベルの障害 |
Error |
0x00012004 |
Management Serverで検出した論理サーバのWarningレベルの障害 |
Warning |
0x00012005 |
Management Serverで検出した論理サーバのNoticeレベルの障害 |
Notice |
0x00012006 |
Management Serverで検出した論理サーバのInformationレベルの障害 |
Information |
0x00012020 |
Management ServerのEmergencyレベルの障害 |
Emergency |
0x00012021 |
Management ServerのAlertレベルの障害 |
Alert |
0x00012022 |
Management ServerのCriticalレベルの障害 |
Critical |
0x00012023 |
Management ServerのErrorレベルの障害 |
Error |
0x00012024 |
Management ServerのWarningレベルの障害 |
Warning |
0x00012025 |
Management ServerのNoticeレベルの障害 |
Notice |
0x00012026 |
Management ServerのInformationレベルの障害 |
Information |
(2) J2EEサーバ用JP1イベント
次のテンプレートファイルで指定されているメッセージがJ2EEサーバ用JP1イベント発行の対象となります。
-
J2EEサーバ共通用メッセージマッピングファイル(manager.jp1event.system.mapping.properties)
-
J2EEサーバ個別用メッセージマッピングファイル(manager.<論理サーバ名>.jp1event.system.mapping.properties)
テンプレートファイルの格納先は,次のとおりです。
-
Windowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\templates
-
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/config/templates
メッセージマッピングファイルの指定によるJ2EEサーバ用JP1イベントを次の表に示します。
イベントID |
発行契機 |
マッピングで指定したJP1イベントの重大度 |
---|---|---|
0x00012080 |
J2EEサーバのEmergencyレベルの障害 |
Emergency |
0x00012081 |
J2EEサーバのAlertレベルの障害 |
Alert |
0x00012082 |
J2EEサーバのCriticalレベルの障害 |
Critical |
0x00012083 |
J2EEサーバのErrorレベルの障害 |
Error |
0x00012084 |
J2EEサーバのWarningレベルの障害 |
Warning |
0x00012085 |
J2EEサーバのNoticeレベルの障害 |
Notice |
0x00012086 |
J2EEサーバのInformationレベルの障害 |
Information |
0x00012090 |
J2EEサーバで検出したアプリケーションのEmergencyレベルの障害 |
Emergency |
0x00012091 |
J2EEサーバで検出したアプリケーションのAlertレベルの障害 |
Alert |
0x00012092 |
J2EEサーバで検出したアプリケーションのCriticalレベルの障害 |
Critical |
0x00012093 |
J2EEサーバで検出したアプリケーションのErrorレベルの障害 |
Error |
0x00012094 |
J2EEサーバで検出したアプリケーションのWarningレベルの障害 |
Warning |
0x00012095 |
J2EEサーバで検出したアプリケーションのNoticeレベルの障害 |
Notice |
0x00012096 |
J2EEサーバで検出したアプリケーションのInformationレベルの障害 |
Information |
(3) J2EEユーザ用JP1イベント
ユーザログ機能で出力するメッセージがJ2EEユーザ用JP1イベント発行の対象となります。ユーザログ用JP1イベントの設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「13.4.2 障害監視の設定」を参照してください。
イベントID |
発行契機 |
JP1イベントの重大度 |
---|---|---|
0x000120D0 |
アプリケーションのEmergencyレベルの障害 |
Emergency |
0x000120D1 |
アプリケーションのAlertレベルの障害 |
Alert |
0x000120D2 |
アプリケーションのCriticalレベルの障害 |
Critical |
0x000120D3 |
アプリケーションのErrorレベルの障害 |
Error |
0x000120D4 |
アプリケーションのWarningレベルの障害 |
Warning |
0x000120D5 |
アプリケーションのNoticeレベルの通知 |
Notice |
0x000120D6 |
アプリケーションのInformationレベルの通知 |
Information |