8.2.5 mngagent.<実サーバ名>.properties(運用監視エージェントプロパティファイル)
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
J2SEのプロパティファイル形式です。
運用監視エージェントのプロパティファイルです。
(2) ファイルの格納先
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Windowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\
-
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/config/
(3) 運用管理ドメインおよび運用監視エージェントの名称設定で使用できるキー
指定できるキーとデフォルト値を次に示します。これらのキーに設定したドメイン名およびエージェント名は,ログファイル名のデフォルト値として使用されます。
キー名称 |
内容 |
デフォルト値 |
---|---|---|
運用管理ドメイン名を,文字列で指定します。使用できる文字はASCII文字の英数字(A〜Z,a〜z,0〜9),アンダースコア(_),およびハイフン(-)です。 |
なし |
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該当ノードの論理サーバ名を,文字列で指定します。使用できる文字はASCII文字の英数字(A〜Z,a〜z,0〜9),アンダースコア(_),およびハイフン(-)です。 |
なし |
(4) ログ・トレースの設定で使用できるキー
指定できるキーとデフォルト値を次に示します。
キー名称 |
内容 |
デフォルト値 |
---|---|---|
ログファイル名を指定します。空文字列や空白文字を指定した場合,ログは出力されません。実際の出力先ファイル名は,指定したファイル名のあとに「.n.log」が付きます(nは1〜4)。 |
|
|
ログファイル一つ当たりの上限サイズ(バイト)を,4096〜2147483647で指定します。範囲外の値を指定した場合は,65536を仮定します。 |
65536 |
(5) 通信ポートおよびIPアドレス固定による運用の設定で使用できるキー
指定できるキーとデフォルト値を次に示します。
キー名称 |
内容 |
デフォルト値 |
---|---|---|
運用監視エージェントの通信ポートを1〜65535までの整数で固定します。ポート番号は,ほかのプログラムなどと重複しないようにしてください。 |
空いているポート番号から自動的に割り当てられます。 |
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任意の値を指定して,運用監視エージェントのIPアドレスを固定します。 |
利用可能なIPアドレスが自動的に割り当てられます。 |
(6) 注意事項
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mngagent.<実サーバ名>.propertiesファイルは,次の場合に作成されます。
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Smart Composer機能でWebシステムを構築した場合
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運用管理ポータルでJ2EEサーバの設定情報を配布した場合
これらの機能を使用しないで構築したJ2EEサーバの運用監視を行う場合は,設定ファイルmngagent.<実サーバ名>.propertiesを作成し,運用監視エージェント本体に関する設定をしてください。
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ファイル名には,サーバインスタンスごとに異なるものを設定してください。
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mngagent.domain_name,mngagent.agent_nameの値が同一の運用監視エージェントを複数同時に起動した場合,デフォルトでは同一のログファイルに出力するため,ログファイルの内容が破壊される可能性があります。同一マシン上で複数のJ2EEサーバを起動する場合,mngagent.agent_nameの値が重複しないように定義してください。