付録G.2 システムの起動方法
ここでは,バッチサーバの起動方法,およびバッチアプリケーションの実行方法について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) バッチサーバの起動
バッチサーバの起動方法について説明します。
バッチサーバ起動時は次の点に留意してください。
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cjstartsvコマンドの実行には,root権限(Component Container管理者を設定していない場合),またはComponent Container管理者の権限(Component Container管理者を設定している場合)が必要です。
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root権限を持たないユーザをComponent Container管理者に設定している場合,CORBAネーミングサービスを起動するときは,バッチサーバ用のCORBAネーミングサービスのポート番号に1024以上の値を指定しておく必要があります。1024以上の値が指定されていない場合,エラーとなり,バッチサーバは起動できません。
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バッチサーバ起動時にKDJE47500-Eというエラーメッセージが出力された場合,利用しようとしたCORBAネーミングサービスがすでに起動されているため,バッチサーバの起動処理に失敗します。すでに起動しているCORBAネーミングサービスを停止して,バッチサーバを起動してください。
標準システム構成でCORBAネーミングサービスをインプロセスで起動する場合の,バッチサーバの起動手順を次に示します。
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cdコマンドでカレントディレクトリを移動します。
# cd /opt/Cosminexus/CC/server/bin
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cjstartsvコマンドでバッチサーバを開始します。
コマンドの実行には,root権限(Component Container管理者を設定していない場合),またはComponent Container管理者の権限(Component Container管理者を設定している場合)が必要です。
# cjstartsv <サーバ名称> -nosecurity
(2) バッチアプリケーションの実行
バッチアプリケーションの実行方法について説明します。
バッチアプリケーションは,サーバ管理コマンドを使用して実行します。なお,サーバ管理コマンドの実行には,root権限またはComponent Container管理者の権限が必要です。
バッチアプリケーションの実行手順を次に示します。
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cdコマンドでカレントディレクトリを移動します。
cd /opt/Cosminexus/CC/batch/bin/cjexecjob
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cjexecjobコマンドでバッチアプリケーションを実行します。
コマンドの実行には,root権限またはComponent Container管理者の権限が必要です。
バッチアプリケーションがジョブスケジューリング機能を使用する場合と使用しない場合とでは接続サーバの指定方法が異なります。
- ジョブスケジューリング機能を使用しない場合
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ジョブの実行ができるバッチサーバを指定します。
cjexecjob.exe <サーバ名称> <Javaアプリケーションクラス名>
- ジョブスケジューリング機能を使用する場合
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ジョブスケジューリングのグループを指定します。
cjexecjob [<スケジュールグループ名>] [-jobID <ジョブID>] <Javaアプリケーションクラス名>