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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


cmx_export_model(簡易構築定義ファイルの出力)

〈このページの構成〉

形式

cmx_export_model [共通引数] [-indent <インデントサイズ>] [-myhost <置換するホスト名>] [-encoding <文字エンコーディング名>] -o <出力ファイル>

機能

構築されているWebシステムの内容に従って,簡易構築定義ファイルを出力します。

引数

-indent <インデントサイズ>

簡易構築定義ファイルのタグのインデントサイズを指定します。下位タグの開始位置を上位のタグから半角スペースで何文字分右にずらすかを0〜8の範囲で指定します。

「-indent 4」を指定した場合の出力例
<web-system>
△△△△<name>MyWebSystem</name>
△△△△<tier>
△△△△△△△△<tier-type>combined-tier</tier-type>
△△△△</tier>
       :

(凡例)△:半角スペース1文字分

このオプションを省略した場合は,.cmxrcファイルまたはcmxclient.propertiesファイルのcmx.indentキーで設定した値が仮定されます。なお,.cmxrcファイルおよびcmxclient.propertiesファイルのcmx.indentキーを省略している場合に,このオプションを省略してコマンドを実行したときは,2が設定されます。

-myhost <置換するホスト名>

出力する簡易構築定義ファイルの運用管理サーバマシンのホスト名を指定します。

ホスト単位管理モデルのシステムを,別のホストに移行する場合に指定します。

このオプションを省略した場合は,.cmxrcファイルまたはcmxclient.propertiesファイルのcmx.myhostキーで設定した値が仮定されます。なお,.cmxrcファイルおよびcmxclient.propertiesファイルのcmx.myhostキーを省略している場合に,このオプションを省略してコマンドを実行したときは,出力する簡易構築定義ファイルの運用管理サーバマシンのホスト名が設定されません。

なお,移行先の環境で,このオプションの指定が有効になるのは次の場合です。

  • ホストの定義の<host-name>に,移行先の環境の運用管理サーバマシンのIPアドレスと一致するIPアドレス,または移行先の環境の運用管理サーバマシンのIPアドレスと一致するIPアドレスに変換できるホスト名を指定している。

  • ホストの定義の<host-name>にlocalhostかループバックアドレスを指定している。

これらの条件を満たさないホスト名を指定した場合,動作を保証できなくなるおそれがあるので,-myhostを使用しないでください。

指定する値は,移行先の環境の運用管理サーバマシンのホスト名,または@myhostです。移行先の環境の運用管理サーバマシンのホスト名を指定した場合と,@myhostを指定した場合のホスト名の置換について,それぞれ説明します。

移行先の環境の運用管理サーバマシンのホスト名を指定する場合

移行先の環境の運用管理サーバマシンのホスト名を指定すると,出力する簡易構築定義ファイルで,次に示すタグの値が指定したホスト名に置換されます。

  • ホストの定義の<host-name>タグ

  • ユニットの定義の<host-ref>タグ

  • 論理サーバのコンフィグレーションに指定されているパラメタのホスト名

@myhostを指定する場合

@myhostを指定すると,出力する簡易構築定義ファイルで,次に示すタグの値が@myhostに置換されます。

  • ユニットの定義の<host-ref>タグ

  • 論理サーバのコンフィグレーションに指定されているパラメタのホスト名

@myhostを指定した場合,ホストの定義は出力されません。ただし,@myhostを指定した場合に,ホストの定義の<display-name>タグ,<description>タグ,<agent-host>タグ,または<agent-port>タグに値を指定したときは,ホストの定義が出力されます。

-encoding <文字エンコーディング名>

出力する簡易構築定義ファイルの文字エンコーディングを指定します。指定を省略した場合はUTF-8が設定されます。

設定できる文字エンコーディングは,JavaVMがサポートしている文字エンコーディングとなります。JavaVMがサポートしている文字エンコーディングについては,JDKのドキュメントのサポートされているエンコーディングに関する説明を参照してください。

このオプションを省略した場合は,.cmxrcファイルまたはcmxclient.propertiesファイルのcmx.encodingキーで設定した値が仮定されます。なお,.cmxrcファイルおよびcmxclient.propertiesファイルのcmx.encodingキーを省略している場合に,このオプションを省略してコマンドを実行したときは,UTF-8が設定されます。

-o <出力ファイル>

出力する簡易構築定義ファイルの出力先を指定します。

入力例

<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_export_model -o c:\temp\MyWebSystemexport.xml

出力形式

XMLファイル形式の簡易構築定義ファイルで出力します。簡易構築定義ファイルの出力例については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.3 簡易構築定義ファイル」を参照してください。

注意事項

Smart Composer機能で構築したシステムに当てはまらない構成は,free-tier構成で出力されます。出力した簡易構築定義ファイルに,free-tierの定義が含まれていた場合,出力した簡易構築定義ファイルに対して,Smart Composer機能のコマンドでは,システム構築以外の操作は実行できません。

-myhost指定時,置換対象のホストが複数存在した場合,エラーになります。

-myhost指定時,置換対象のホストが一つだけで,<host-name>タグと<agent-host>タグが異なる場合,エラーになります。