Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


7.3.12 dump

稼働中の論理サーバのjavacoreを出力します。

サブコマンドdumpに指定できる引数を次に示します。

表7‒13 サブコマンドdumpに指定できる引数

引数

説明

ターゲット指定

論理サーバ

ホスト

server [addition]

"-t"オプションで指定された論理サーバのjavacore(稼働時間情報)を出力します。指定できる論理サーバは,J2EEサーバ(J2EEクラスタのメンバも含む),J2EEサーバクラスタ,CTM,またはネーミングサービスだけです。

additionを指定した場合,"-t"オプションで指定された論理サーバのcoreを取得します。

Windowsの場合,additionを指定しないでください。

(凡例)

○:指定できます。

−:指定できません。

注※

server additionが指定された場合,指定された論理サーバの稼働監視方法はプロセスの存在確認だけに切り替わります。

javacore出力のために実行されるコマンドとjavacoreファイルの出力先について,OSごとに説明します。

〈この項の構成〉

(1) Windowsの場合

Windowsの場合にjavacore出力のために実行されるコマンドとjavacoreファイルの出力先を論理サーバの種別ごとに示します。

論理サーバ

addition指定

実行されるコマンド

出力情報

javacoreファイルの出力先ディレクトリ

J2EEサーバ(クラスタも含む)

なし

cjdumpsv

javacore

<J2EEサーバ作業ディレクトリ>\ejb\<実サーバ名>\

CTM

あり,なし※1

hdumpns

javacore※2

<Application Serverのインストールディレクトリ>\TPB\logj\

ネーミングサービス

あり,なし※1

hdumpns

javacore

<Application Serverのインストールディレクトリ>\TPB\logj\

注※1

addition指定は無視され,稼働監視方法の変更はありません。

注※2

論理サーバにCTMを指定したときに出力されるjavacoreはCTMデーモンの情報ではなく,CTM用に起動されているネーミングサービスの情報です。

(2) UNIXの場合

UNIXの場合にjavacore出力のために実行されるコマンドとjavacoreファイルの出力先を論理サーバの種別ごとに示します。

論理サーバ

addition指定

実行されるコマンド

出力情報

javacoreファイルの出力先ディレクトリ

J2EEサーバ(クラスタも含む)

あり

javacore -f -p※1

javacore,core

<J2EEサーバ作業ディレクトリ>/ejb/<実サーバ名>/

なし

cjdumpsv

javacore

<J2EEサーバ作業ディレクトリ>/ejb/<実サーバ名>/

CTM

あり,なし※2

kill -3

javacore※3

/opt/Cosminexus/TPB/logj/

ネーミングサービス

あり,なし※2

kill -3

javacore

/opt/Cosminexus/TPB/logj/

注※1

gdbのパッケージがインストールされている必要があります。

注※2

addition指定は無視され,稼働監視方法の変更はありません。

注※3

論理サーバにCTMを指定したときに出力されるjavacoreはCTMデーモンの情報ではなく,CTM用に起動されているネーミングサービスの情報です。