mngenvupdate(Management Serverの移行コマンド)
形式
mngenvupdate
機能
Management Serverで管理する情報を最新のバージョンで使用する形式に移行します。
このコマンドは,Management Serverが動作するホストで実行します。
このコマンドは,Administrator権限(Windowsの場合)またはroot権限(UNIXの場合)のあるユーザが実行してください。
なお,移行手順については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「10. 旧バージョンのアプリケーションサーバからの移行(J2EEサーバモードの場合)」を参照してください。
mngenvupdateコマンドを実行すると,次の処理が実行されます。
-
Management Serverで管理する定義ファイル(mserver.cfg)を,最新のバージョンで使用する形式に移行します。
- 参考
-
移行時,バックアップファイルが定義ファイルと同じディレクトリに作成されます。作成されるバックアップファイルの名称は,「<移行対象の定義ファイル名>.envupdate_bak」です。バックアップファイル作成時に同名のファイルがある場合,その名称は「<移行対象の定義ファイル名>.envupdate_bak_[n]」(nは1〜2147483647の連番)となります。なお,1〜2147483647のすべての番号でバックアップファイルが作成されている場合は,1に戻ってバックアップファイルを上書きします。
-
旧バージョンで次のManagement Serverの機能を使用していた場合は,各機能で使用していたファイルを,最新のバージョンで使用する形式に移行します。
-
統合ユーザ管理機能
<Application Serverのインストールディレクトリ>/manager/containers/m/j2eeapps/mngsvr/mportal/useradmin/config/data/editusersConfig.xml
-
-
Management Serverのサーバ名を変更していた場合は,サーバ名を最新バージョンの環境に移行(<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/server/bin/cjsetup <実サーバ名>を実行)します。
入力例
mngenvupdate
戻り値
- 0:
-
正常終了しました。
- 0以外:
-
異常終了しました。
注意事項
-
このコマンドは,旧バージョンからバージョンアップしたあとに実行してください。
-
mngenvupdateコマンドの実行に失敗した場合,<Application Serverのインストールディレクトリ>/manager/configディレクトリの直下に一時ファイル(mserver.cfgxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.tmp)が残ることがありますが,この一時ファイルを残しても削除しても,そのあとの操作に影響はありません。