cjclearsession(グローバルセッション情報の削除(データベースセッションフェイルオーバ機能))
形式
データベースに接続するユーザ名とパスワードをコマンドに直接入力する場合
cjclearsession [-count] [-dbtype {hirdb|oracle}] <JDBCドライバに指定するURL><データベースのユーザ名> <データベースのパスワード><アプリケーション識別子><サーバID>
データベースに接続するユーザ名とパスワードを対話形式で入力する場合
cjclearsession [-count] [-dbtype {hirdb|oracle}] -interactive <JDBCドライバに指定するURL> <アプリケーション識別子><サーバID>
機能
データベース上のグローバルセッション情報を削除,またはデータベース上のグローバルセッション情報数を表示します。なお,このコマンドは,データベースセッションフェイルオーバ機能を利用し,完全性保障モードを無効にした場合に使用できます。
このコマンドの引数にデータベースのパスワードを指定した場合,プロセスの引数を確認できるOS機能などでパスワードが観測されるおそれがあります。このため,-interactiveオプションによる対話形式でのパスワードの設定を推奨します。
引数
- -count
-
データベース上のグローバルセッション情報数を表示する場合に指定します。省略したときは,グローバルセッション情報を削除します。
- -dbtype {hirdb|oracle}
-
接続するデータベースの種類を指定します。省略したときは,hirdbが指定されたと見なされます。
-
hirdb:HiRDBに接続する場合
-
oracle:Oracleに接続する場合
-
- -interactive
-
データベースに接続するユーザ名とパスワードを対話形式で入力する場合に指定します。このオプションを指定してコマンドを実行すると,次のプロンプトが表示され,データベースのユーザ名の入力を待つ状態になります。
> User ID:
ここで入力するユーザ名は,データベースのテーブル操作の権限があるユーザにしてください。権限の詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」の「6.6.3(1) データベース接続に必要な権限」を参照してください。データベースのユーザ名を入力すると,次のプロンプトが表示され,データベースのパスワードの入力を待つ状態になります。
> Password:
コマンドプロンプトやコンソールなどから直接実行した場合,パスワードをエコーバックしません。ほかのプログラムから間接的に実行した場合は,パスワードをエコーバックすることがあります。
- <JDBCドライバに指定するURL>
-
データベースに接続するためのJDBCドライバに指定するURLを指定します。URLの構文については,ご使用のデータベースのマニュアルを参照してください。
- <データベースのユーザ名>
-
データベースに接続するユーザを指定します。
- <データベースのパスワード>
-
データベースに接続するユーザのパスワードを指定します。
- <アプリケーション識別子>
-
削除または表示対象とするWebアプリケーションのアプリケーション識別子を指定します。
- <サーバID>
-
削除または表示対象のグローバルセッション情報を所有するJ2EEサーバのサーバIDを指定します。
入力例
- データベース上のグローバルセッション情報の削除の場合
cjclearsession -dbtype hirdb jdbc:hitachi:hirdb://DBID=22200,DBHOST=DBSERVER USER PASS APPID SERVERID
- データベース上のグローバルセッション情報数の表示の場合
cjclearsession -count -dbtype hirdb jdbc:hitachi:hirdb://DBID=22200,DBHOST=DBSERVER USER PASS APPID SERVERID
戻り値
- 0:
-
正常終了しました。
- 1:
-
構文エラーです。
- 2:
-
1以外のエラーです。