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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


cjclearsession(グローバルセッション情報の削除(データベースセッションフェイルオーバ機能))

〈このページの構成〉

形式

データベースに接続するユーザ名とパスワードをコマンドに直接入力する場合

cjclearsession [-count] [-dbtype {hirdb|oracle}]
             <JDBCドライバに指定するURL><データベースのユーザ名>
             <データベースのパスワード><アプリケーション識別子><サーバID>

データベースに接続するユーザ名とパスワードを対話形式で入力する場合

cjclearsession [-count] [-dbtype {hirdb|oracle}] -interactive
             <JDBCドライバに指定するURL>
             <アプリケーション識別子><サーバID>

機能

データベース上のグローバルセッション情報を削除,またはデータベース上のグローバルセッション情報数を表示します。なお,このコマンドは,データベースセッションフェイルオーバ機能を利用し,完全性保障モードを無効にした場合に使用できます。

このコマンドの引数にデータベースのパスワードを指定した場合,プロセスの引数を確認できるOS機能などでパスワードが観測されるおそれがあります。このため,-interactiveオプションによる対話形式でのパスワードの設定を推奨します。

引数

-count

データベース上のグローバルセッション情報数を表示する場合に指定します。省略したときは,グローバルセッション情報を削除します。

-dbtype {hirdb|oracle}

接続するデータベースの種類を指定します。省略したときは,hirdbが指定されたと見なされます。

  • hirdb:HiRDBに接続する場合

  • oracle:Oracleに接続する場合

-interactive

データベースに接続するユーザ名とパスワードを対話形式で入力する場合に指定します。このオプションを指定してコマンドを実行すると,次のプロンプトが表示され,データベースのユーザ名の入力を待つ状態になります。

> User ID:

ここで入力するユーザ名は,データベースのテーブル操作の権限があるユーザにしてください。権限の詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」の「6.6.3(1) データベース接続に必要な権限」を参照してください。データベースのユーザ名を入力すると,次のプロンプトが表示され,データベースのパスワードの入力を待つ状態になります。

> Password:

コマンドプロンプトやコンソールなどから直接実行した場合,パスワードをエコーバックしません。ほかのプログラムから間接的に実行した場合は,パスワードをエコーバックすることがあります。

<JDBCドライバに指定するURL>

データベースに接続するためのJDBCドライバに指定するURLを指定します。URLの構文については,ご使用のデータベースのマニュアルを参照してください。

<データベースのユーザ名>

データベースに接続するユーザを指定します。

<データベースのパスワード>

データベースに接続するユーザのパスワードを指定します。

<アプリケーション識別子>

削除または表示対象とするWebアプリケーションのアプリケーション識別子を指定します。

<サーバID>

削除または表示対象のグローバルセッション情報を所有するJ2EEサーバのサーバIDを指定します。

入力例

データベース上のグローバルセッション情報の削除の場合
cjclearsession -dbtype hirdb jdbc:hitachi:hirdb://DBID=22200,DBHOST=DBSERVER USER PASS APPID SERVERID
データベース上のグローバルセッション情報数の表示の場合
cjclearsession -count -dbtype hirdb jdbc:hitachi:hirdb://DBID=22200,DBHOST=DBSERVER USER PASS APPID SERVERID

戻り値

0:

正常終了しました。

1:

構文エラーです。

2:

1以外のエラーです。