10.9.3 マッピングの定義(リダイレクタを使用した場合)
[マッピングの定義]画面を次の図に示します。
(1) 機能概要
URLパターンと処理をする論理サーバのマッピングを設定します。
(2) 表示手順
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運用管理ポータルで[論理サーバの環境設定]アンカーをクリックします。
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次のどちらか一方の操作をします。
- Webサーバの場合
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[サーバビュー]タブ−[論理Webサーバ]−[Webサーバ]−[<Webサーバ名>]をクリックします。
- Webサーバクラスタの場合
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[サーバビュー]タブ−[論理Webサーバ]−[Webサーバクラスタ]−[<Webサーバクラスタ名>]−[<Webサーバ名>]をクリックします。
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[マッピング]タブをクリックします。
(3) 操作手順
画面での操作手順を次に示します。
マッピングするURLパターンを追加する場合
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[URLパターン]に,URLパターン(mod_jk.confファイルのJkMountキーのURL)を入力します。
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[論理サーバ名]から,URLに対応したリダイレクト先の論理サーバを選択します。
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[追加]ボタンをクリックします。
指定したURLパターンが指定されたワーカ名で追加されます。
表示されるメッセージを確認したあと,[戻る]アンカーをクリックして,設定画面に戻ります。
エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[追加]ボタンをクリックします。
マッピングするURLパターンの定義を変更する場合
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必要に応じて,[URLパターン]に,変更後のURLパターンを入力します。
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必要に応じて,[論理サーバ名]から,変更後の論理サーバを選択します。
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[適用]ボタンをクリックします。
指定した内容が有効になります。
エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[適用]ボタンをクリックします。
マッピングするURLパターンを削除する場合
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削除したいURLパターンの[削除]ボタンをクリックします。
URLパターンが削除されます。
表示されるメッセージを確認したあと,[戻る]アンカーをクリックして,設定画面に戻ります。
エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[削除]ボタンをクリックします。
(4) 画面詳細
画面に表示される項目およびボタンについて説明します。
- マッピングに関する設定
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- 有効
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該当行のURLパターンの定義を設定ファイルに反映するかどうかを指定します。チェックした場合,URLパターンの定義が反映されます。チェックしない場合,URLパターンの定義は反映されません。
- URLパターン
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URLパターン(mod_jk.confファイルのJkMountキーのURL)が表示されます。一度追加したあとでも,このフィールドの内容を変更して[適用]ボタンをクリックすると内容が反映されます。空文字(空白だけも含む)にして[適用]ボタンをクリックすると,エラーになります。
- 論理サーバ名
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URLに対応したリダイレクト先の論理サーバ(mod_jk.confファイルのJkMountキーのワーカ名,workers.propertiesファイルのworker.listキー,worker.<ワーカ名>.typeキー,worker.<ワーカ名>.portキー,worker.<ワーカ名>.hostキー,worker.<ワーカ名>.balanced_workersキー,worker.<ワーカ名>.post_size_workersキー)を選択します。変更する場合は,対象の論理サーバ名を選択し,[適用]ボタンをクリックすると反映されます。
V9互換モードではないJ2EEサーバも表示されますが,選択しないでください。V9互換モードではないJ2EEサーバを選択した場合,リクエストをJ2EEサーバに転送できず,リクエスト処理がエラーになります。
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[追加]ボタン
指定されたURLパターンを指定されたワーカ名で追加します。このとき「有効」はチェックされています。
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[削除]ボタン
マッピングするURLパターンを削除します。
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- [適用]ボタン
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定義済みの情報を変更した場合,指定した内容が有効になります。
- [リセット]ボタン
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内容をリセットします。
(5) 注意事項
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同じURLパターンは追加および変更できません。ただし,次のように階層が異なる場合は追加できます。
- 例
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/app1/*
/app1/examples/*
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運用管理エージェントプロパティファイル(adminagent.properties)のadminagent.hws.watch.methodキーに"HEAD"を指定している場合,運用監視エージェントは,ドキュメントルートコンテキストに対してHEADリクエストを送信してWebサーバの稼働確認を行います。しかし,マッピングの定義でJ2EEサーバにリダイレクトするURLパターンとして「/*」を指定している場合は,すべてのURLに対するリクエストがJ2EEサーバに転送され,J2EEサーバで障害を検出したときにもWebサーバで障害が発生したと判断されます。J2EEサーバにリダイレクトするURLパターンとして「/*」を指定する場合には,運用管理エージェントのHTTP Serverの動作確認用HTTPメソッドに"OPTIONS"を使用することを検討してください。