8.2.6 性能解析トレース収集の設定
[性能解析トレース収集の設定]画面を次の図に示します。
(1) 機能概要
リクエストを処理する時にアプリケーションサーバの各機能がバッファに出力するトレース情報は,一定量蓄積されるバイナリ形式のPRFトレースファイルに出力されます。Management Serverでは,mngsvrutilコマンドを使用して,PRFトレースファイルやバッファに蓄積されたトレース情報からCSV形式のテキストファイル(性能解析トレースファイル)を出力し,そのファイルをZIP形式に圧縮して,Management Server稼働ホストに収集します。この画面では,性能解析トレースファイルを圧縮するZIP形式のファイルの面数を指定します。
(2) 表示手順
画面の表示手順を次に示します。
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運用管理ポータルで[Cosminexus Management Serverの設定]アンカーをクリックします。
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ツリーペインで[性能解析トレース収集の設定]をクリックします。
(3) 操作手順
画面での操作手順を次に示します。
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[性能解析トレースファイル面数]を設定します。
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[適用]ボタンをクリックします。
エラーが表示された場合は,[戻る]アンカーをクリックして原因を取り除き,再度実行します。
(4) 画面詳細
画面に表示される項目およびボタンについて説明します。
- 性能解析トレースファイル面数
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Management Serverで保持する性能解析トレースファイルの面数を設定します。プルダウンメニューから,「1」,「2」,「4」,「8」,「16」のどれかを選択します。
なお,設定した面数を超えた場合には,最初に作成されたファイルから上書きされます。
Management Serverで保持する性能解析トレースファイルの面数は,mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)のcom.cosminexus.mngsvr.traceキーでも指定できます。mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「8.2.6 mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)」を参照してください。
- [適用]ボタン
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指定した内容をManagement Serverに登録します。
- [リセット]ボタン
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指定した内容をリセットします。