9.6.2 CMP1.xとデータベースのマッピング
CMP1.x Entity Beanのフィールドをデータベース上の表にマッピングします。
(1) 編集する属性ファイル
Entity Bean属性ファイル
(2) 編集する属性ファイルの取得と属性の設定
-
属性ファイルの取得
次に示すコマンドを実行してEntity Bean属性ファイルを取得します。
- 実行形式
cjgetappprop [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -name <J2EEアプリケーション名> -type ejb -resname <EJB-JAR表示名>/<Entity Bean表示名>-c <Entity Bean属性ファイルパス>
- 実行例
cjgetappprop MyServer -name adder -type ejb -resname account/MyAccoub -c C:\home\adder_ejb.xml
-
属性の設定
次に示すコマンドを実行して,Entity Bean属性ファイルの値を反映します。
- 実行形式
cjsetappprop [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -name <J2EEアプリケーション名> -type ejb -resname <EJB-JAR表示名>/<Entity Bean表示名>-c <Entity Bean属性ファイルパス>
- 実行例
cjsetappprop MyServer -name adder -type ejb -resname account/MyAccoub -c C:\home\adder_ejb.xml
(3) 編集する属性設定項目
CMP1.x Entity Beanのフィールドをデータベース上の表にマッピングする(<cmp-map>)プロパティ設定項目を次に示します。
項目 |
必須 |
対応するタグ名 |
---|---|---|
リソースアダプタの表示名 |
○ |
<datasource-name> |
データベースのカタログ名 |
△ |
<catalog-name> |
データベースのスキーマ名 |
△ |
<schema-name> |
データベースのテーブル名 |
○ |
<table-name> |
データベースへの書き込み許可/禁止 |
○ |
<read-only-access> |
トランザクション遮断レベル※1 |
△ |
<transaction-isolation> |
データベース書き込みデータ照合方法 |
△ |
<concurrency-protection> |
フィールドとテーブルのカラムとのマッピング情報※2 |
○ |
<field-impl> |
finderメソッドの検索条件※3 |
○ |
<finder-impl> |
項目 |
対応するタグ名 |
---|---|
EntityBeanのフィールド名 |
<field-name> |
テーブルのカラム名 |
<column-name> |
項目 |
対応するタグ名 |
---|---|
finderメソッドのメソッド名 |
<method-name> |
テーブルの検索条件 |
<where-clause> |
プロパティの設定項目については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「3.5.1 Entity Bean属性ファイルの指定内容」を参照してください。
(4) 注意事項
-
Entity BeanのCMPフィールドをデータベースの複数の表にマッピングする機能は提供していません。
-
マッピングで利用するDB Connectorの定義で指定されているユーザと,CMPのマッピング先となるデータベースの表の所有者が異なる場合,DB Connectorの定義で指定されているユーザには次に示す権限が必要です。
マッピング時:SELECT
実行時:SELECT,INSERT,UPDATE,DELETE