3.2.2 サーバ管理コマンドの排他制御
コマンド実行の排他制御の条件を,サーバ管理コマンドの系統ごとに次の表に示します。
実行中のコマンド |
あとから実行するコマンド |
||
---|---|---|---|
更新系コマンド |
参照系コマンド |
特権系コマンド |
|
更新系コマンド |
○ |
◎ |
◎ |
参照系コマンド |
◎ |
○ |
◎ |
特権系コマンド |
◎ |
◎ |
× |
ほかのコマンドの実行中に別のサーバ管理コマンドを実行しようとした場合,実行するコマンドの種類によって,異なる形で制御されます。
- 〈この項の構成〉
(1) サーバ管理コマンドが処理をしているJ2EEサーバに対して異なるサーバ管理コマンドを実行した場合の制御
サーバ管理コマンドが処理をしているJ2EEサーバに対して異なる系統のサーバ管理コマンドを実行した場合,それぞれのサーバ管理コマンドの処理は並行して実行されます。また,サーバ管理コマンドが処理をしているJ2EEサーバに対して,同じ系統のサーバ管理コマンドを同時に実行した場合,あとに実行したサーバ管理コマンドの処理要求は,実行された順番で待ち状態になり,先に実行したサーバ管理コマンドの処理が終了してから開始されます。したがって,同時に処理を実行できるサーバ管理コマンドの数は,それぞれの系統のサーバ管理コマンドで一つずつです。また,待ち状態にあるサーバ管理コマンドには最大数の制限はありません。処理の実行が待ち状態になると,J2EEサーバ側にメッセージKDJE42211-Iが表示されます。