5.4.1 ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けの概要
クラスタ構成でのラウンドロビン方式によるリクエスト振り分けには,ロードバランサというワーカ定義を使用します。ロードバランサには,振り分け先となるワーカプロセスのリストが定義されています。この定義を基に,ワーカプロセスに対するラウンドロビン方式の振り分けが実行されます。
振り分けはHTTPリクエスト単位で実行されます。ただし,同じセッションに属するHTTPリクエストは,前回の振り分け先と同じワーカに振り分けられます。
- 参考
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Webサーバ連携時に,リダイレクタの設定でラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けを指定すると,HttpSessionのセッションIDにワーカ名が付加されます。また,サーバIDを付加するかどうかの設定に関係なく,HttpSessionのセッションIDにサーバIDは付加されません。