10.3.2　アプリケーションサーバ Version 9から11-40までの仕様変更

この項にある表で，アプリケーションサーバ Version 9から11-40までの仕様変更の項目を示します。

アプリケーションサーバVersion 9から11-40に移行する場合，この項にある表の「移行前のアプリケーションサーバのバージョン」列で該当する列を確認してください。「○」のときは仕様変更があるため，「仕様変更の項目」列に記載の参照先を確認してください。「−」のときは仕様変更がない，または移行前のバージョンにその仕様がないため，参照先の確認は不要です。なお，「仕様変更の項目」列の項番は，「10.3.5　旧バージョンからVersion 9までの仕様変更の一覧」の説明の項番と対応しています。

• アプリケーションに関する仕様変更

  表10‒8　アプリケーションサーバ Version 9から11-40までの仕様変更（アプリケーションに関する仕様変更）

  分類	仕様変更の項目	移行前のアプリケーションサーバのバージョン
  		09-87	09-80	09-70	09-60	09-50	09-00
  全体	10.3.4　11-40への移行とV9互換モードについて	○	○	○	○	○	○
  	10.3.5(1)　Java SEのバージョン	−	○	○	○	○	○
  J2EEサーバ	10.3.5(2)　JSPから生成されたサーブレット用コンパイラのバージョン	−	−	−	○	○	○
  	10.3.5(43)　MimeUtility APIの仕様変更	−	−	−	−	−	○
  JavaVM	10.3.5(46)　JDK内部のファイル構成変更	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(47)　削除されたAPI／機能／オプション	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(48)　バージョン文字列形式の変更	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(49)　内部APIのカプセル化	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(53)　システムクラスローダの継承関係の変更	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(56)　java.io.FileInputStreamとjava.io.FileOuputStreamクラスのfinalizeメソッドの実装変更	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(58)　Java EE向けモジュールとCORBAモジュールの削除	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(59)　クラスファイルバージョンの変更	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(60)　javacコマンドのsource/target/releaseオプションに指定できる値	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(61)　Javaプログラム実行中のシステムプロパティの変更	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(62)　3DES暗号スイートの無効化	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(63)　runFinalizersOnExitメソッドの削除	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(64)　ThreadPoolExecutorとScheduledThreadPoolExecutorクラスのfinalizeメソッドの実装変更	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(65)　getAnnotationメソッド呼び出しで発生する例外の変更	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(72)　クラスライブラリのスタックトレース出力オプションの対象となるAPIの変更	−	○	○	○	○	○

  （凡例）

  ○：仕様変更があるため，参照先の確認が必要

  −：仕様変更がない，または移行前のバージョンにその仕様がないため，参照先の確認は不要

• 構築環境に関する仕様変更

  表10‒9　アプリケーションサーバ Version 9から11-40までの仕様変更（構築環境に関する仕様変更）

  分類	仕様変更の項目	移行前のアプリケーションサーバのバージョン
  		09-87	09-80	09-70	09-60	09-50	09-00
  全体	10.3.4　11-40への移行とV9互換モードについて	○	○	○	○	○	○
  Management Server	10.3.5(6)　論理サーバの環境変数定義の再設定	−	−	−	−	−	○
  	10.3.5(7)　JP1イベントメッセージマッピングファイルの再設定	−	−	−	−	−	○
  	10.3.5(8)　snapshotログ収集先対象リストファイルの再設定	−	−	−	−	−	○
  	10.3.5(9)　OutOfMemoryError発生時の運用管理エージェントの動作変更	−	−	−	−	−	○
  	10.3.5(14)　Management Serverのプロセス構成の変更	−	−	−	−	−	○
  	10.3.5(45)　Permanent領域からMetaspace領域への移行	−	−	−	○	○	○
  J2EEサーバ	10.3.5(21)　DBConnector_SQLServer2005_CP.rarの名称変更	−	−	−	−	−	○
  	10.3.5(38)　サーバIDのデフォルト値の変更	−	−	−	−	−	○
  	10.3.5(45)　Permanent領域からMetaspace領域への移行	−	−	−	○	○	○
  サーバ管理コマンド	10.3.5(39)　cjimportappコマンドの-aまたは-dオプション実行時の重複ディレクトリチェックの変更	−	−	−	−	−	○
  JavaVM	10.3.5(36)　明示管理ヒープ機能の自動配置機能で使用する設定ファイルの内容変更	−	−	−	−	−	○
  	10.3.5(44)　RSA BSAFE SSL-Jの削除	−	−	−	○	−	−
  	10.3.5(45)　Permanent領域からMetaspace領域への移行	−	−	−	○	○	○
  	10.3.5(50)　-Xbootclasspathオプションと-Xbootclasspath/pオプションの削除	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(51)　推奨標準機構（Endorsed Standards Override Mechanism）の削除	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(52)　拡張機能機構（Extensions Mechanism）の削除	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(54)　javahコマンドの削除	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(55)　-Xprofオプションの削除	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(57)　JMXエージェントのパスワード暗号化	−	○	○	○	○	○
  	10.3.5(66)　日立拡張機能が提供するファイルの配置場所の変更	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(67)　拡張verbosegc出力機能のログフォーマット変更（G1GCを使用する場合）	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(70)　インストーラ	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(71)　更新インストール時に退避するファイルと退避先	−	−	○	○	○	○
  EJBクライアント	10.3.5(45)　Permanent領域からMetaspace領域への移行	−	−	−	○	○	○
  Webコンテナサーバ	10.3.5(45)　Permanent領域からMetaspace領域への移行	−	−	−	○	○	○
  バッチアプリケーション実行基盤	10.3.5(45)　Permanent領域からMetaspace領域への移行	−	−	−	○	○	○

  （凡例）

  ○：仕様変更があるため，参照先の確認が必要

  −：仕様変更がない，または移行前のバージョンにその仕様がないため，参照先の確認は不要

• 運用環境に関する仕様変更

  表10‒10　アプリケーションサーバ Version 9から11-40までの仕様変更（運用環境に関する仕様変更）

  分類	仕様変更の項目	移行前のアプリケーションサーバのバージョン
  		09-87	09-80	09-70	09-60	09-50	09-00
  全体	10.3.4　11-40への移行とV9互換モードについて	○	○	○	○	○	○
  J2EEサーバ	10.3.5(37)　Servlet 3.0を使用したアプリケーションのリロードに関する仕様の変更	−	−	−	−	−	○
  	10.3.5(38)　サーバIDのデフォルト値の変更	−	−	−	−	−	○
  Webサーバ連携	10.3.3(4)　リダイレクタ機能	○	○	○	○	○	○
  JavaVM	10.3.5(68)　スレッドダンプ中のJavaVM内部メモリマップ情報の出力フォーマット変更	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(69)　エラーリポートファイル中のメモリ情報の出力フォーマット変更	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(73)　G1GCの処理変更に伴うJavaVMログファイルの出力形式変更	−	−	○	○	○	○
  	10.3.5(74)　StackOverflowError	−	−	○	○	○	○

  （凡例）

  ○：仕様変更があるため，参照先の確認が必要

  −：仕様変更がない，または移行前のバージョンにその仕様がないため，参照先の確認は不要

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