9.16.4 注意事項
ファイナライズ滞留解消機能を使用する場合の注意事項を次に示します。
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JavaVM起動パラメタの値は,Java起動時に参照されます。このため,JavaVM実行中にjava.lang.System.setProperty()メソッドなどで,JavaVM起動パラメタの値を変更しても,ファイナライズ滞留解消機能は有効になりません。
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JavaVM起動パラメタが複数指定された場合,最後に指定されたパラメタの値が有効になります。
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ファイナライズ滞留解消機能では,ファイナライズの滞留を監視するための常駐スレッドを1つ生成します。また,ファイナライズの滞留を検知すると,滞留を解消するためのスレッドを1つ生成します。ファイナライズの滞留が発生してもシステムに影響しない場合は,add.jvm.argパラメタまたはadd.jvm.argキーに「-DJP.co.Hitachi.soft.jvm.autofinalizer=false」を指定して,ファイナライズ滞留解消機能を無効にすることで,ファイナライズの滞留を監視するスレッドとファイナライズの滞留を解消するスレッドの生成を抑止できます。