9.10.1 クラス別統計情報解析機能の概要
jheapprofanalyzerコマンド(クラス別統計情報解析機能)を実行することで,クラス別統計情報の付いた複数の拡張スレッドダンプファイルを入力ファイルとして,クラスごとのインスタンスの合計サイズ,およびクラスごとのインスタンス数を時系列に出力します。出力されるファイルは,CSV形式で出力されます。
クラス別統計情報として取得した情報を基に,クラス別統計情報解析機能を実行してCSV形式に出力する場合の流れを次に示します。
クラス別統計情報解析機能では,インスタンスの合計サイズが大きいインスタンスの情報を出力して,そのインスタンスのメモリ使用量だけを確認することもできます。インスタンスの合計サイズが大きいものだけを出力する場合には-DJP.co.Hitachi.soft.jvm.tools.jheapprofanalyzer.thresholdにしきい値を指定し,jheapprofanalyzerコマンドに指定して実行します。jheapprofanalyzerコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「jheapprofanalyzer(クラス別統計情報解析ファイルのCSV出力)」を参照してください。