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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


8.8.4 セッションマネージャの起動・停止処理のトレース取得ポイントと取得できるトレース情報(セッションマネージャの指定機能のトレース)

セッションマネージャの起動・停止処理のトレース取得ポイントと取得できるトレース情報について説明します。

〈この項の構成〉

(1) トレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8‒28 セッションマネージャの起動・停止処理のトレース取得ポイントの詳細(セッションマネージャの指定機能)

イベントID

トレース取得ポイント

レベル

0x8250

セッションマネージャの指定機能で使用するライブラリが実装するorg.apache.catalina.session.ManagerBaseのサブクラスのstartInternalメソッド呼び出し直前

B

0x8251

セッションマネージャの指定機能で使用するライブラリが実装するorg.apache.catalina.session.ManagerBaseのサブクラスのstopInternalメソッド呼び出し直前

B

0x8350

セッションマネージャの指定機能で使用するライブラリが実装するorg.apache.catalina.session.ManagerBaseのサブクラスのstartInternalメソッド呼び出し直後

B

0x8351

セッションマネージャの指定機能で使用するライブラリが実装するorg.apache.catalina.session.ManagerBaseのサブクラスのstopInternalメソッド呼び出し直後

B

(凡例)A:標準 B:詳細

(2) 取得できるトレース情報

セッションマネージャの起動・停止処理で取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8‒29 セッションマネージャの起動・停止処理で取得できるトレース情報(セッションマネージャの指定機能)

イベントID

レベル

取得できる情報

インタフェース名※2

オペレーション名※2

オプション※1

0x8250

B

ライブラリにおけるManagerBaseのサブクラス名

ライブラリの呼び出し元メソッド名

<ライフサイクルの状態>

0x8251

B

ライブラリにおけるManagerBaseのサブクラス名

ライブラリの呼び出し元メソッド名

<ライフサイクルの状態>

0x8350

B

ライブラリにおけるManagerBaseのサブクラス名

ライブラリの呼び出し元メソッド名

  • 正常時

    <入り口時刻:ライフサイクルの状態>

  • 異常時

    <入り口時刻:例外名>

0x8351

B

ライブラリにおけるManagerBaseのサブクラス名

ライブラリの呼び出し元メソッド名

  • 正常時

    <入り口時刻:ライフサイクルの状態>

  • 異常時

    <入り口時刻:例外名>

(凡例)A:標準 B:詳細

注※1 「例外名」の情報が取得できるトレース取得ポイントでは,PRFトレースに出力した例外のスタックトレースをJ2EEサーバの例外ログに出力します。

注※2 33文字以上の場合,「先頭16文字+*+末尾16文字」で出力します。