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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


5.11.1 明示管理ヒープ機能のイベントログの出力契機

ここでは,明示管理ヒープ機能のイベントログの出力契機について説明します。設定しているログ出力レベルに応じて,契機となるイベントは異なります。

ログ出力レベルには,normal,verbose,debugの3種類があります。なお,verboseを指定した場合,normalで出力される内容に加えて,verboseに対応する内容が出力されます。debugを指定した場合,verboseで出力される内容に加えて,debugに対応する内容が出力されます。

ログ出力レベルと出力契機となるイベントの対応を次の表に示します。イベントに対応して出力される接頭語についてもあわせて示します。各イベントで出力される内容については,参照先を参照してください。

表5‒29 ログ出力レベルと出力契機となるイベントの対応

ログ出力レベル

出力契機となるイベント

接頭語

参照先

normal

GC発生(Explicitヒープの利用状況出力)

ENS

5.11.3(1)

Explicitメモリブロックの明示解放処理

ENS

5.11.3(2)

Explicitメモリブロックの明示解放処理時のJavaヒープあふれ

ENS

5.11.3(3)

Explicitメモリブロックの自動解放処理

ENS

5.11.3(4)

Explicitメモリブロックの自動解放処理時のJavaヒープあふれ

ENS

5.11.3(5)

明示管理ヒープ自動配置設定ファイルオープンエラー

ENA

5.11.3(6)

明示管理ヒープ自動配置設定ファイルパースエラー

ENA

5.11.3(7)

明示管理ヒープ自動配置エラー

ENA

5.11.3(8)

明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能の設定ファイルオープンエラー

ENO

5.11.3(9)

明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能の設定ファイルパースエラー

ENO

5.11.3(10)

verbose

Explicitメモリブロックの初期化

EVO

5.11.4(1)

Explicitメモリブロックの初期化失敗

EVO

5.11.4(2)

Explicitメモリブロックのサブ状態のDisable化

EVO

5.11.4(3)

Explicitメモリブロックへのオブジェクト生成

EVS

5.11.4(4)

Explicitメモリブロックへの移動(詳細情報出力)

EVS

5.11.4(5)

Explicitメモリブロックの明示解放処理(詳細情報出力)

EVS

5.11.4(6)

ファイナライザによるExplicitメモリブロックの解放予約

EVO

5.11.4(7)

明示管理ヒープへの自動配置

EVA

5.11.4(8)

debug

Explicitメモリブロックの明示解放によるJavaヒープへのオブジェクトの移動

EDO

5.11.5(1)

Explicitメモリブロックの初期化(詳細情報出力)

EDO

5.11.5(2)

Explicitメモリブロックの自動解放処理の詳細(詳細情報出力)

EDO

5.11.5(3)

注※

接頭語は,ログ行の最初に出力する「[」と「]」で囲まれたアルファベット(3文字)です。

各イベントの詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」を参照してください。