5.11.1 明示管理ヒープ機能のイベントログの出力契機
ここでは,明示管理ヒープ機能のイベントログの出力契機について説明します。設定しているログ出力レベルに応じて,契機となるイベントは異なります。
ログ出力レベルには,normal,verbose,debugの3種類があります。なお,verboseを指定した場合,normalで出力される内容に加えて,verboseに対応する内容が出力されます。debugを指定した場合,verboseで出力される内容に加えて,debugに対応する内容が出力されます。
ログ出力レベルと出力契機となるイベントの対応を次の表に示します。イベントに対応して出力される接頭語についてもあわせて示します。各イベントで出力される内容については,参照先を参照してください。
ログ出力レベル |
出力契機となるイベント |
接頭語※ |
参照先 |
---|---|---|---|
normal |
GC発生(Explicitヒープの利用状況出力) |
ENS |
|
Explicitメモリブロックの明示解放処理 |
ENS |
||
Explicitメモリブロックの明示解放処理時のJavaヒープあふれ |
ENS |
||
Explicitメモリブロックの自動解放処理 |
ENS |
||
Explicitメモリブロックの自動解放処理時のJavaヒープあふれ |
ENS |
||
明示管理ヒープ自動配置設定ファイルオープンエラー |
ENA |
||
明示管理ヒープ自動配置設定ファイルパースエラー |
ENA |
||
明示管理ヒープ自動配置エラー |
ENA |
||
明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能の設定ファイルオープンエラー |
ENO |
||
明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能の設定ファイルパースエラー |
ENO |
||
verbose |
Explicitメモリブロックの初期化 |
EVO |
|
Explicitメモリブロックの初期化失敗 |
EVO |
||
Explicitメモリブロックのサブ状態のDisable化 |
EVO |
||
Explicitメモリブロックへのオブジェクト生成 |
EVS |
||
Explicitメモリブロックへの移動(詳細情報出力) |
EVS |
||
Explicitメモリブロックの明示解放処理(詳細情報出力) |
EVS |
||
ファイナライザによるExplicitメモリブロックの解放予約 |
EVO |
||
明示管理ヒープへの自動配置 |
EVA |
||
debug |
Explicitメモリブロックの明示解放によるJavaヒープへのオブジェクトの移動 |
EDO |
|
Explicitメモリブロックの初期化(詳細情報出力) |
EDO |
||
Explicitメモリブロックの自動解放処理の詳細(詳細情報出力) |
EDO |
各イベントの詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」を参照してください。