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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


5.1 この章の構成

トラブルシューティングに関する説明のうち,トラブルシューティングの資料の出力内容について説明します。

取得した資料に出力される内容を基に,トラブルの原因を判別してください。なお,「2.3 資料の取得」で取得した資料のうち,OSの統計情報については,ご使用のOS付属のマニュアルなどを参照してください。また,メモリダンプは,保守員が確認する情報なので,ここでは説明しません。

注意事項
  • Windowsの場合,大きいサイズのログファイル(3メガバイト以上)をテキストエディタなどで開くと,マシンに負担が掛かり,システムに影響を与えるおそれがあります。ログファイルを参照する際には,十分に注意してください。

  • Windowsを使用している場合,次の点に注意してください。

    ログやPRFトレースに出力する内容にUnicodeの補助文字が含まれている場合,その文字は正しく出力されません。ただし,それ以外の出力内容や,アプリケーションの動作に問題はありません。Unicodeの補助文字は,Microsoft Edgeなどのクライアントから送信されたリクエストに含まれることがあります。

この章の構成を次の表に示します。

表5‒1 この章の構成(トラブルシューティングで使用する資料の出力内容)

分類

タイトル

参照先

解説

アプリケーションサーバのログ

5.2

EJBクライアントアプリケーションのログの内容

5.3

性能解析トレースの内容

5.4

JavaVMのスレッドダンプの内容

5.5

JavaVMのGCログの内容

5.6

JavaVMログ(JavaVMログファイル)

5.7

JavaVMが出力するメッセージログの内容(標準出力およびエラーリポートファイル)

5.8

OSの状態情報およびOSのログの内容

5.9

JavaVMスタックトレース情報の内容

5.10

明示管理ヒープ機能のイベントログの内容

5.11

なお,トラブルシューティングの概要,資料の出力先と出力方法,および資料の取得や出力に関する設定については,それぞれ次の個所を参照してください。