3.3.10 Managerのログ取得の設定
運用管理エージェント,運用監視エージェント,およびManagement Serverのログには,個別に取得する以外に,統合ログとしてまとめて取得できるものがあります。統合ログとして取得できるのは,統合メッセージログファイル,統合トレースログファイル,コマンド保守ログファイルです。なお,統合ログとして取得できるログの詳細については,「4.3 アプリケーションサーバのログ(J2EEアプリケーションを実行するシステム)」を参照してください。
ここでは,統合ログの設定の変更について説明します。統合ログは,manager.cfgで設定します。manager.cfgの格納場所を次に示します。
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Windowsの場合
<製品のインストールディレクトリ>\manager\config\manager.cfg
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UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/config/manager.cfg
統合ログの設定を変更する場合には,manager.cfgで次のキーを設定してください。
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com.cosminexus.manager.log.dir
統合ログの出力先を指定します。なお,デフォルトの設定では,次の場所に出力されます。
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Windowsの場合
<製品のインストールディレクトリ>\manager\log
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UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/log
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com.cosminexus.manager.messagelog.size
統合メッセージログファイルの1ファイル当たりの最大サイズを指定します。
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com.cosminexus.manager.messagelog.fnum
統合メッセージログファイルの面数を指定します。
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com.cosminexus.manager.messagelog.style
統合メッセージログファイルの出力先の切り替え方法を指定します。SHIFT(シフトモード)を指定した場合,com.cosminexus.manager.messagelog.timeが有効になります。
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com.cosminexus.manager.messagelog.time
統合メッセージログファイルの出力先を切り替える時刻を指定します。
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com.cosminexus.manager.tracelog.size
統合トレースログファイルの1ファイル当たりの最大サイズを指定します。
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com.cosminexus.manager.tracelog.fnum
統合トレースログファイルの面数を指定します。
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com.cosminexus.manager.tracelog.style
統合トレースログファイルの出力先の切り替え方法を指定します。SHIFT(シフトモード)を指定した場合,com.cosminexus.manager.tracelog.timeが有効になります。
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com.cosminexus.manager.tracelog.time
統合トレースログファイルの出力先を切り替える時刻を指定します。
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com.cosminexus.manager.cmdtracelog.size
コマンド保守ログファイルの1ファイル当たりの最大サイズを指定します。
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com.cosminexus.manager.cmdtracelog.fnum
コマンド保守ログファイルの面数を指定します。
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com.cosminexus.manager.log.compatible
運用管理エージェント,およびManagement Serverのログを個別で出力するかどうかを指定します。デフォルトの設定では,統合ログと同時に個別のログも出力されます。個別のログを出力しない場合には,falseを指定してください。