13.2 システムの集中監視(JP1/IMとの連携)の概要
Management Serverを利用してJP1/IMと連携することで,JP1の集中監視ができます。
この節では,システムの集中監視の概要について説明します。
システムの集中監視は,業務システム全体のリソースの状態を監視することで,障害の発生を検知して原因を究明,対策したりできる運用方法です。JP1/IMと連携することで実現できます。JP1/IMは,企業情報システム全体を統合管理する基盤になるプログラム群です。JP1/IMでシステムの集中監視をする場合は,次のプログラムを利用します。
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JP1/IM - Manager
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統合コンソール
システムで発生した事象をJP1イベントによって集中管理することで,システムの統合管理を実現するプログラムです。JP1イベントとは,システムで発生した事象に,JP1で管理するための属性を付与された情報です。
JP1/IM - Managerでは,発生した事象に関連するエラーメッセージなどが表示されるので,事象の詳細を確認できます。
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統合スコープ
システムを監視するための画面を,管理者の目的に合わせて表示できるようにすることで,目的指向型のシステム監視を実現するプログラムです。
発生した事象の影響範囲が業務単位またはサーバ単位のツリー形式で確認できるので,影響範囲の切り分けや特定ができます。
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JP1/IMでシステム運用管理をするときに使用する,監視・操作画面を提供するプログラムです。
統合コンソールおよび統合スコープの操作画面を表示するホストに必要です。
JP1/IMのシステムの集中監視の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド」を参照してください。