9.4.1 TPBrokerV5アプリケーションの作成手順
ここではTPBrokerV5を使用した場合のアプリケーションの作成手順について説明します。
TPBrokerV5を除くORBクライアントのアプリケーションの作成手順については「9.4.2 TPBrokerV5を除くORBクライアントアプリケーションの作成手順」を参照してください。
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EJBアプリケーション(サーバAP)を作成する。
次のJavaプログラムが必要です。
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Converter.java :EJBObject継承クラス
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ConverterEJB.java :SessionBean実装クラス
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ConverterHome.java :EJBHome継承クラス
サンプルで提供するcompileBean.batを使用して,Enterprise Beanをコンパイルすると,次のファイルが生成されます。
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Converter.class
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ConverterEJB.class
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ConverterHome.class
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converter.jar
詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション開発ガイド」を参照してください。
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IDLファイルを生成する。
C++アプリケーションを作成する場合,手順1で生成されたclassファイルから,TPBrokerが提供する次のコマンドでIDLファイルを生成します。
% java2idl Converter.class > Converter.idl
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スタブを生成する。
手順2で生成されたIDLまたは,classファイルからスタブを生成します。
この操作はクライアント開発環境で実行してください。
- <C++アプリケーションの場合>
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% idl2cpp -namespace Converter.idl
これによってクライアントAPの作成に必要な次のファイルが生成されます。
・Converter_c.cc
・Converter_c.hh
・Converter_s.cc
・Converter_s.hh
- <Javaアプリケーションの場合>
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% java2iiop Converter.class
これによってクライアントAPの作成に必要な次のファイルが生成されます。
・Converter.java
・ConverterHelper.java
・ConverterHolder.java
・ConverterOperations.java
・ConveterPOA.java
・_Converter_Stub.java
・_Converter_Tie.java
・その他構造型データのクラス
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コンパイルとリンケージ
TPBrokerアプリケーション開発手順に従い,手順3で生成したスタブファイルを使用して,コンパイルとリンケージを実行してください。