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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編


9.3.1 OTMアプリケーションの作成手順

  1. EJBアプリケーション(サーバAP)を作成する。

    EJBアプリケーション(サーバAP)の作成には,次のJavaプログラムが必要です。

    • Converter.java:EJBObject継承クラス

    • ConverterEJB.java:SessionBean実装クラス

    • ConverterHome.java:EJBHome継承クラス

    サンプルで提供するcompileBean.batを使用して,Enterprise Beanをコンパイルすると,次のファイルが生成されます。

    • Converter.class

    • ConverterEJB.class

    • ConverterHome.class

    • converter.jar

    詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション開発ガイド」を参照してください。

  2. IDLファイルを生成する。

    手順1で生成されたclassファイルから,CTMが提供するIDL生成コマンドを使用してIDLファイルを生成します。

    % ctmjava2idl -g -o Converter.idl Converter.class

    • Converter.id

    • TSCjava.idl

    この操作はCosminexus環境で実行してください。また,TPBrokerV5のjava2idlが必要になるため,PATH環境変数にはCosminexus TPBrokerのbinディレクトリを設定してください。

  3. スタブを生成する。

    手順2で生成されたIDLから,CTMが提供するスタブ生成コマンドでスタブを生成します。

    この操作はクライアント開発環境で実行してください。また,クライアントAPを実行するOTMとその前提のTPBrokerの環境を設定してください。

    <C++アプリケーションの場合>

    % ctmidl2cpp -gen_included_files Converter.idl

    これによってクライアントAPの作成に必要な次のファイルが生成されます。

    ・Converter_c.hh

    ・Converter_c.cc

    ・Converter_s.hh

    ・Converter_s.cc

    ・Convtrter_TSC_c.hh

    ・Converter_TSC_c.cc

    <Javaアプリケーションの場合>

    % ctmidl2j -gen_included_files Converter.idl

    これによってクライアントAPの作成に必要な次のファイルが生成されます。

    ・Converter.java

    ・ConverterHelper.java

    ・ConverterOperations.java

    ・ConveterPOA.java(なし

    ・_Converter_Stub.java(_st_Converter.java

    ・_Converter_Tie.java(_tie_Converter.java

    ・Converter_TSCprxy.java

    ・その他構造型データのクラス

    注※ TPBrokerV3を前提とする場合に出力されるファイルです。

  4. コンパイルとリンケージ

    OTMアプリケーション開発手順に従い,手順3で生成したスタブファイルを使用して,コンパイルとリンケージを実行してください。