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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編


8.3 ログのフォーマット

ユーザログ機能を使用した場合,次に示すフォーマットでログが出力されます。

番号 日付 時刻

AppName

pid tid

MsgID

メッセージテキスト

CRLF

フォーマットの項目の出力内容を次に示します。

表8‒3 ログフォーマット

項目

出力内容

番号

トレースコードの通番(4けた)が出力されます。0000から始まり,9999まで行くと,0000に戻ります。

日付

出力時の日付(yyyy/mm/dd形式)が出力されます。

時刻

出力時の時刻(hh:mm:ss.nnn形式)が出力されます。

AppName

アプリケーション識別名が出力されます。アプリケーション識別名は,16バイト以内で指定します。長さの制限を超えた場合は,切り捨てられます。

pid

プロセス識別子(16進表示)が出力されます。OSの管理する値とは異なります。

CJMessageFileHandlerを使用して出力したログの場合,JavaVMがRuntimeのインスタンスに付けたハッシュ値が出力されます。

CJMPMessageFileHandlerを使用して出力したログの場合,JavaVMがトレース共通ライブラリをロードした時刻(ミリ秒単位の時間)の下位32ビットが出力されます。

tid

スレッド識別子(16進表示)が出力されます。JavaVMがThreadのインスタンスに付けたハッシュ値です。OSの管理する値とは異なります。

MsgID

メッセージIDが出力されます。メッセージIDは,21バイト以内で指定します。長さの制限を超えた場合は,切り捨てられます。

メッセージテキスト

メッセージの本体です。CR(0x0D),LF(0x0A),NULL(0x00),EOF(0x1A)などの制御文字を含まない任意の文字列です。ファイルハンドラとして,CJMPMessageFileHandlerを指定している場合は,長さは0〜4,095文字で指定します。CJMessageFileHandlerを指定している場合は,長さは制限しません。長さの制限を超えた場合は,切り捨てられます。なお,制御文字を含んでいた場合の出力内容は保証されません。

CRLF

レコード終端記号(0x0D,0x0A)が出力されます。