6.4.4 データベースセッションフェイルオーバ機能で発生するイベントに関連して動作するリスナ
データベースセッションフェイルオーバ機能を使用する場合,グローバルセッションの引き継ぎが発生したタイミングでjavax.servlet.http.HttpSessionActivationListenerインタフェースのsessionDidActivate()メソッドが呼び出されます。また,このときjavax.servlet.http.HttpSessionListenerインタフェースのsessionCreated()メソッドは呼び出されません。
HTTPセッションを使用する処理では,Java EEで規定されたイベントに対応してHTTPセッションに関連するリスナが動作します。HTTPセッションに関連するリスナとは,次のインタフェースを実装したクラスです。
-
javax.servlet.http.HttpSessionListener
-
javax.servlet.http.HttpSessionActivationListener
-
javax.servlet.http.HttpSessionAttributeListener
-
javax.servlet.http.HttpSessionBindingListener
データベースセッションフェイルオーバ機能を使用する場合,HTTPセッションに関連するリスナはデータベースセッションフェイルオーバ機能のイベントを契機として動作します。
Java EEで規定されたイベントとデータベースセッションフェイルオーバ機能で発生するイベントの対応,およびイベントを契機として動作するリスナについて次の表に示します。
このほかのリスナの動作については,データベースセッションフェイルオーバ機能を使用しない場合と同じです。