2.7.7 実行環境での設定
リソース接続機能を使用する場合,バッチサーバおよびリソースアダプタの設定が必要です。
ここでは,リソース接続機能を使用するための設定について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) バッチサーバの設定
バッチサーバの設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。バッチアプリケーション実行機能の定義は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に指定します。
簡易構築定義ファイルでのリソース接続機能の定義を次の表に示します。
(2) リソースアダプタの設定
リソースに接続するバッチアプリケーションの場合,ユーザ指定名前空間機能を使用してリソースアダプタに別名を設定します。バッチアプリケーションからリソースアダプタをルックアップするには,ユーザ指定名前空間機能で設定した別名を使用します。ユーザ指定名前空間機能の設定については,「2.3.8 バッチアプリケーションの実装(リソースに接続する場合)」を参照してください。
- 参考
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リソースの設定をする前に,リソースの設定に関する注意事項を理解しておいてください。また,サーバ管理コマンドを使用する場合には,必要に応じて,サーバ管理コマンドの動作設定をカスタマイズしてください。リソース設定時の注意事項や,サーバ管理コマンドを使用するための動作設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「3.3 サーバ管理コマンドの動作設定のカスタマイズ」を参照してください。
リソースアダプタの設定は,Connector属性ファイルで実施します。
Connector属性ファイルでのリソース接続機能の定義を次の表に示します。
分類 |
項目 |
設定内容 |
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一般情報 |
<transaction-support>タグで,トランザクションサポートレベルを設定します。トランザクション管理なし(NoTransaction),またはローカルトランザクション(LocalTransaction)を指定します。バッチサーバの場合,グローバルトランザクション(XATransaction)は指定できません。 |
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コンフィグレーションプロパティ |
<config-property>タグのloginTimeoutで,データベースコネクション確立までのバッチアプリケーションの待ち時間を指定します。 |
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<config-property>タグのCancelStatementで,トランザクションタイムアウト発生時のステートメントキャンセルを有効にするかどうかを指定します。 |
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<config-property>タグのPreparedStatementPoolSizeで,PreparedStatementのプールサイズを指定します。 |
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<config-property>タグのCallableStatementPoolSizeで,CallableStatementのプールサイズを指定します。 |
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実行時プロパティ |
<property>タグのMinPoolSizeとMaxPoolSizeで,コネクションプールにプールするコネクションの最小値と最大値を指定します。 |
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<property>タグのValidationTypeでコネクションの障害を検知するタイミングを指定し,ValidationIntervalで障害を検知する間隔を指定します。 なお,コネクションの障害検知にタイムアウトを設定する場合には,NetworkFailureTimeoutでコネクション管理スレッドの使用を有効にします。※2 |
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<property>タグのRetryCountでコネクション取得に失敗した場合のリトライ回数を指定し,RetryIntervalでリトライ間隔を指定します。 |
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<property>タグのSweeperIntervalでコネクションの自動破棄(コネクションスイーパ)が動作する間隔を指定し,ConnectionTimeoutでコネクションの最終利用時刻からコネクションを自動破棄するかどうかを判定するまでの時間を指定します。 |
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<property>タグのRequestQueueEnableでコネクション枯渇時のコネクション取得待ちを有効にするかどうかを指定し,RequestQueueTimeoutで待ち時間を指定します。 |
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コネクションプールのウォーミングアップ機能を使用する場合,<property>タグで,Warmupを指定します。 |
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コネクション管理スレッドを使用する場合,<property>タグで,NetworkFailureTimeoutを指定します。 コネクション管理スレッドを使用する場合,コネクションの障害検知機能,およびコネクション数調節機能のタイムアウトを使用する設定になります。 |
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<property>タグのConnectionPoolAdjustmentIntervalで,コネクション数調節機能が動作する間隔を指定します。 なお,コネクション数調節機能にタイムアウトを設定する場合には,NetworkFailureTimeoutでコネクション管理スレッドの使用を有効にします。※2 |
なお,DB Connectorを使用してデータベースに接続する場合に設定する,DB Connectorのプロパティ定義については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「4.1.2 設定する項目と操作の概要」を参照してください。