17.2.3 アノテーションを指定する場合のEnterprise Beanの実装
Enterprise Beanの場合,アノテーションは,Session Beanで指定できます。ここでは,アノテーションを指定して,Stateless Session Bean,またはStateful Session Beanを実装する場合のポイントについて説明します。
(1) Stateless Session Beanの実装
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Enterprise Beanの種類(Stateless Session Bean)は,@Statelessアノテーションで指定するか,またはDD(ejb-jar.xml)に指定します。
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ビジネスインタフェースを使用してSession Beanを実装できます。
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javax.ejb.SessionBeanインタフェースをインプリメントすることは,必須ではありません。
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インターセプタクラスは,必要に応じて実装します。
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Stateless Session Beanには,次のコールバックを定義できます。
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@PostConstruct
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@PreDestroy
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コールバック,またはメソッドが呼び出されるタイミングについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.2.3 Enterprise Beanのライフサイクル」を参照してください。
(2) Stateful Session Beanの実装
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Enterprise Beanの種類(Stateful Session Bean)は,@Statefulアノテーションで指定するか,またはDD(ejb-jar.xml)に指定します。
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ビジネスインタフェースを使用してSession Beanを実装できます。
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javax.ejb.SessionBeanインタフェース,およびjava.io.Serializableインタフェースをインプリメントすることは,必須ではありません。
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インターセプタクラスは,必要に応じて実装します。
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次のコールバックを定義できます。
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@PostConstruct
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@PreDestroy
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実装クラスのメソッドに@Initアノテーションおよび@Removeアノテーションを指定できます。
コールバック,またはメソッドが呼び出されるタイミングについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.2.3 Enterprise Beanのライフサイクル」を参照してください。