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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


7.14.2 CJMSPブローカーの作成

CJMSPブローカーは,cjmsbrokerコマンドを実行して作成します。

手順を次に示します。

  1. cdコマンドでカレントディレクトリを次のディレクトリに移動します。

    Windowsの場合

    <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\cjmsp\bin

    UNIXの場合

    /opt/Cosminexus/CC/cjmsp/bin

  2. cjmsbrokerコマンドを実行します。

    CJMSPブローカーの名前を-nameオプションに指定して実行します。

    実行例(名前「MyBroker」を指定してCJMSPブローカーを作成する場合)

    cjmsbroker -name MyBroker

  3. cjmsicmd shutdown bkrコマンドを実行します。

    作成したCJMSPブローカーを停止します。以降で個別のCJMSPブローカーのプロパティを設定するためです。

    実行例

    cjmsicmd shutdown bkr

手順2.でcjmsbrokerを実行したときに,varディレクトリ下のinstances下に指定した名前(実行例の場合は「MyBroker」)のディレクトリが作成されます。名前を指定しなかった場合は,デフォルトのCJMSPブローカーが起動します。

なお,varディレクトリの格納場所はcjmsbrokerコマンドの-varhomeオプションで指定します。

注意事項

-varhomeオプションでディレクトリを指定した場合は,2回目以降のCJMSPブローカー起動時にも,-varhomeオプションで同じ値を指定してください。

2回目以降の起動時に-varhomeオプションを指定しなかったり,別の場所を指定したりすると,-nameオプションに同じ名前を指定しても,指定したvarディレクトリまたはデフォルトディレクトリ下に新しいインスタンスが作成されます。