7.12 DDでの定義
この節では,Message-driven BeanのDDで定義する項目について説明します。
Message-driven BeanのDDでは,<activation-config>タグ下の属性で次の表に示す項目を設定します。
属性 |
データ型 |
指定可能値 |
省略値 |
説明 |
---|---|---|---|---|
destination |
String |
− |
− |
Message-driven Beanにメッセージを送信する,送信先の名称を指定します。この属性には,CJMSPリソースアダプタの管理対象オブジェクトのNameに設定した名称を設定してください。 |
destinationType |
String |
|
− |
送信先の種類として,キュー(javax.jms.Queue)またはトピック(javax.jms.Topic)を指定します。 |
messageSelector |
String |
− |
− |
受信するメッセージを選択するためのメッセージセレクターを指定します。 |
subscriptionName |
String |
− |
− |
永続化サブスクライバーの名称を指定します。 subscriptionDurability属性に「Durable」を指定した場合は,必ず指定してください。 |
subscriptionDurability |
String |
|
NonDurable |
永続化サブスクライバーにするかどうかを指定します。 永続化サブスクライバーにする場合は「Durable」,しない場合は「NonDurable」を指定します。 この属性は,destinationType属性に「javax.jms.Topic」を指定した場合にだけ有効になります。 また,「Durable」と指定した場合,次の属性も必ず指定してください。
|
clientId |
String |
− |
− |
CJMSPブローカーに接続するための永続化サブスクライバーの識別子を指定します。 subscriptionDurability属性に「Durable」を指定した場合は,必ず指定してください。 |
acknowledgeMode |
String |
|
Auto-acknowledge |
確認応答モードを指定します。指定するモードの詳細はJMS仕様を参照してください。 |
endpointExceptionRedeliveryAttempts |
Integer |
1〜2147483647 |
6 |
メッセージ配信中に例外が発生した場合に再配信する回数を指定します。 |
sendUndeliverableMsgsToDMQ |
Boolean |
|
true |
Message-driven Beanが実行時例外をスローした場合で,再配信した回数がendpointExceptionRedeliveryAttempts属性に指定した回数を超えたときに,配信されなかったメッセージをデッドメッセージキューに登録するかどうかを指定します。 登録する場合は「true」,しない場合は「false」を指定します。 「false」を指定した場合,該当するメッセージはCJMSPブローカーによって,有効なコンシューマーに再配信されます(再度同じMessage-driven Beanに配信される場合もあります)。 |
endpointPoolMaxSize |
Integer |
1〜2147483647 |
1 |
エンドポイントのプールの最大値を指定します。 |
endpointPoolSteadySize |
Integer |
0〜2147483647 |
1 |
エンドポイントのプールの最小値を指定します。 |
endpointExceptionRedeliveryInterval |
Integer |
1〜2147483647 |
500 |
例外が発生した場合にエンドポイントにメッセージを再配信する間隔をミリ秒で指定します。 |