6.7.1 Connector属性ファイル設定時の注意事項
Connector属性ファイルの設定時の注意事項を次に示します。
(1) ステートメントプール機能を使用しない
JPAプロバイダとDBMSを接続する場合は,ステートメントプール機能を使用しないことを推奨します。
次に示す<config-property>タグの<config-property-value>タグに0を指定して,ステートメント機能を抑止してください。
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PreparedStatementPoolSize
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CallableStatementPoolSize
(2) コネクション数に応じてコネクションプールの値を設定する
JPAプロバイダ機能とDBMSを接続する場合は使用するコネクション数に応じてコネクションプールの値を設定する必要があります。
次に示す<property>タグの<property-value>タグに値を設定することでコネクションプールの数を設定できます。
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MinPoolSize
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MaxPoolSize
- コネクション数の見積もり方法
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JPAプロバイダ機能を使用しDBMSと接続するコネクション数
= JPAプロバイダ機能を利用するアプリケーションの同時実行数※
- 注※
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JPAプロバイダ機能を利用したアプリケーションで,複数の永続化ユニットのEntityManagerを利用する場合や,ビジネスメソッド呼び出しでEntityManagerの利用するトランザクションが異なる場合,EntityManagerごとにそれぞれコネクションが必要となります。
なお,JPA 2.2機能とは別にコネクションを取得する場合,コネクションシェアリング機能を利用することで,コネクション数を削減できます。コネクションシェアリング機能の詳細については,「3.14.3 コネクションシェアリング・アソシエーション」を参照してください。