3.13.2 そのほかのリソースとの接続で使用できる機能
Connector 1.5で規定された機能のうち,アプリケーションサーバで使用できる機能について説明します。使用できる機能は,Outboundの場合とInboundの場合で異なります。なお,Connector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタで使用できるアプリケーションサーバの機能については,「3.3.4 リソースアダプタの機能」を参照してください。
(2) Inboundで使用できる機能
Inboundでは,Non-Transacted Delivery(EISがトランザクションに参加しないメッセージ配信)およびTransacted Delivery(EISがアプリケーションサーバのグローバルトランザクションに参加するメッセージ配信)を使用できます。
- 参考
-
トランザクションインフロー(Message-driven Beanの呼び出しがEISのトランザクションに参加するメッセージ配信)は,TP1インバウンド連携機能でだけ対応しています。
(3) リソースアダプタの利用方法とトランザクションレベルの対応
リソースアダプタをOutboundで使用する場合に指定できるトランザクションレベルを次の表に示します。
利用する通信モデル |
トランザクションの管理方法 |
トランザクション属性 |
トランザクションサポートレベル |
||
---|---|---|---|---|---|
NoTransaction |
LocalTransaction |
XATransaction※ |
|||
Outbound |
CMT |
Required RequiresNew Supports NotSupported Mandatory Never |
○ |
○ |
○ |
BMT |
− |
○ |
○ |
○ |
- ポイント
-
リソースアダプタをInboundで使用する場合に指定できるトランザクション属性を次の表に示します。
表3‒77 Inboundで使用する場合に指定できるトランザクション属性 利用する通信モデル
トランザクションの管理方法
トランザクション属性
Inbound
CMT
Required※
NotSupported
BMT
−