3.13.1 そのほかのリソースとの接続に使用するリソースアダプタ
アプリケーションサーバでは,Connector 1.0仕様またはConnector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタを使用して,任意のリソースに接続できます。
Connector 1.5仕様では,J2EEサーバとリソースアダプタ間の通信モデルとして,次の2種類のモデルが決められています。アプリケーションサーバでは,これらの通信モデルに対応したリソースアダプタを使用できます。
アプリケーションサーバでは,Connector 1.5仕様の次の規約に対応しています。
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Lifecycle Management
リソースアダプタの開始処理または終了処理を管理するための規約です。
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Work Management
リソースアダプタがスレッドを扱うための規約です。
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メッセージインフロー
EISからのメッセージを受信して,リソースアダプタからMessage-driven Beanを使用するための規約です。
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トランザクションインフロー
メッセージインフローで,トランザクションを扱うための規約です。
これらの規約に基づいたアプリケーションサーバの機能については,「3.16.1 リソースアダプタのライフサイクル管理」,「3.16.2 リソースアダプタのワーク管理」,「3.16.3 メッセージインフロー」および「3.16.4 トランザクションインフロー」を参照してください。
また,既存の次の規約に対してConnector1.5仕様で追加された機能についても,アプリケーションサーバで対応しています。
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Connection Management
不正コネクションを検知できます。
不正コネクションを検知する機能については,「3.15.1 コネクションの障害検知」を参照してください。
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Common Client Interface
メッセージインフローに関連したAPIを使用できます。このAPIに対してアプリケーションサーバで独自に規定した仕様については,「3.16.7 アプリケーションサーバ独自のConnector 1.5 API仕様」を参照してください。